これまで出会ったクルマの中で、もっとも印象に残っている1台は何か? クルマが私たちの人生にもたらしてくれたものについて考える企画「わが人生のクルマのクルマ」。自動車ジャーナリストの西川 淳さんが選んだのは、「フェラーリ365GT4/BB」。手紙とFAXを頼りに個人輸入したベルリネッタ・ボクサーが繋いでくれた、人と人の縁こそが日々の人生を楽しくする財産と西川 淳は振り返る。
大切な財産の礎
鮮明な記憶として残っている最古のクルマは叔父のセリカ(SA22)だ。大学生だった彼の運転するセリカが幼稚園の門から入ってくる。教室からめざとく見つけた園児のボクは「おじさんのセリカや!」と指差し叫んでいる、誇らしげに……。そんな映像だ。
その頃すでにクルマ好きだった。マッチボックスをしゃぶりながら育ったようなものだったから。けれどもミニカーはミニカーでしかない。ホンモノに興味を持ったのはセリカから。助手席から仰ぎ見るレイバンを掛けた叔父の一挙手一投足に憧れた。クルマ好きを決定したという意味でダルマ・セリカの存在は大きい。けれども叔父とのセットでしかなかった。
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
2024.05.06
LIFESTYLE
レコードバーって知ってますか? アナログ・レコードを聴きながらお酒…
2024.05.03
CARS
【エンジン音付き!】新型フェラーリ発表! その名も「12チリンドリ…
PR | 2024.05.07
WATCHES
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」2024年春の新作 …
2024.04.25
LIFESTYLE
McLaren Artura Spider × LANVIN CO…
2024.05.05
LIFESTYLE
著名な陶芸家がかつて住んだ朽ちかけた古民家をリノベーション 古道具…
2024.05.01
CARS
なんてお洒落な! 新車同然(いや新車以上!)の190SLと280S…
advertisement
2024.05.15
是非、ハイラックス・サーフの復活を! 末裔となる新型トヨタ4ランナーがデビュー ランドクルーザー250のお株を奪うカッコよさ
2024.05.12
頭金なし、漢の96回払いで買った14年オチのケイマンと、新車並行でもうすぐ20年のムルティプラ エンジン編集部員のちょっと古い愛車を公開! 愛があればなんとかなる!!
2024.05.12
「走ることが大好きなクルマ通からすれば、正真正銘の天国」 モータージャーナリストの国沢光宏がポルシェ911GT3 RSほか5台の輸入車に試乗!
2024.05.14
「最後のルノー・スポールであり、最後のエンジン車だ!」モータージャーナリストの石井昌道がルノー・メガーヌR.S.ウルティムほか5台の輸入車に試乗!
2024.05.12
釣りも潜りも焚き火もやる人にはこの時計がおすすめ! タグ・ホイヤー アクアレーサー 300m防水でGMTは最強旅時計!