2023.02.23

CARS

宅配用超小型EVがオシャレなコミューターに大変身 トヨタ車体が東京オートサロンで提案

超小型EVのコムス。コンビニの宅配サービスなどで利用されている超小型EVのコムス、ウインド・シールドとルーフを備えたひとり乗りのコミューターで、トヨタ車体が製造し、2022年で10周年を迎えた。その中古車を、製造元自らカスタマイズしたのが、東京オートサロン2023に出展された「ファンコム・エクスプローラー」だ。

オフロード・バギーを彷彿

最大の特徴はエクステリア。フルオープンに変更され、ボディ・パネルは最低限のしかまとっていない。パイプフレームが随所に見られる姿はオフロード・バギーを彷彿させる。一方、単眼ヘッドライトやむき出しの高圧ケーブルからはSFアニメのロボットを彷彿させる近未来感も漂う。



バリエーション展開も検討

参考出品ではあるが、ボディ・カラーはニューレトロブルー、オフホワイト、モスグリーンの3色展開を想定。さらに、小さなウインド・シールドやリアのキャリア、オールテレイン・タイヤを装着した仕様や、トラックのような荷台を追加した仕様など、将来的なバリエーションの拡大も提案されている。

ベースは2018年式の商用仕様である「B・COMデリバリー」で、モーターの最高出力6.8ps(5kW)/最大トルク40Nm。ベース車の最高速度は60km/hだ。これにオリジナルの外装にMLJのホイールとミシュランXZXの145/70R12 69Sタイヤを装着している。

一充電あたりの航続距離は公称57kmと短いが、100Vコンセントを使用し約6時間でフルチャージできるコムス。車検や車庫証明、重量税と取得税は不要な原付4輪登録で、スクーターよりも荷物が積める買い物のアシと考えれば、個人ユースでも使い勝手はいい。さらにカスタマイズの可能性が広がれば、新時代の移動手段として注目が高まりそうだ。

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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