2021.07.10

CARS

次期グラントゥーリズモが出現 マセラティがプロトタイプの写真を公開

マセラティEVの第1弾

マセラティが次期グラントゥーリズモのプロトタイプを捉えた写真を公開。マセラティ・イノベーション・ラボを出て、クローズド・コースやモデナの一般道を走る姿が、防犯カメラ映像やスクープ風に演出されている。

そこには、現行モデルもかくやと思わせるロングノーズのクーペボディが写っており、まずは一安心といったところだ。というのも、現行グラントゥーリズモの最終モデルが発表された2019年に次期型はEVになることがアナウンスされており、流麗なフォルムが失われるのではないかという一抹の不安があったからだ。

イタリア語で稲妻を意味する「フォルゴーレ」と銘打たれた電動化戦略に基づき、現行ラインナップでハイブリッド化を進めるとともに、スーパースポーツのMC20にはEV仕様を追加する予定のマセラティだが、市販EVの初手は次期グラントゥーリズモとなる。その基本構造は次期クアトロポルテなどへの転用も予想され、これがフォルゴーレの中核的存在になることは確実だが、現時点で詳細は不明だ。





デビューは2021年内か

スタイリングに関しては念入りに迷彩ラッピングが施され、ボンネットやサイド・シル、リア・クオーターウインドウ辺りには造型を隠す偽装パネルらしきものも見て取れる。さらに、リア・ウインドウ越しの室内も迷彩パターンで覆われている。パワートレインは前後計3モーターの搭載が噂されており、その冷却系などが隠されている可能性も考えられる。

ヘッドライトはMC20のような縦長タイプ。鼻先は現行モデルと似た構成で、トライデントを中央に据えたフロント・グリルと、その左右と下部に開口部が設けられている。長いノーズ同様、モーターよりも高い冷却性能が必要なエンジンの併売も期待させる要素だ。

現在はこのプロトタイプによるデータ収集が行われているとのこと。オープン・バージョンのグランカブリオともども、年内とみられるデビューが待たれるところだ。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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