2021.07.02

WATCHES

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IWC/パイロットのための潔い機能美が、艶めくメタリックなカラーに輝く

円錐形の大型リュウズは側面全体に深い溝が彫られ、より操作がしやすい。1940年誕生の初代からの伝統を受け継ぐ。

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IWC(アイ・ダブリュー・シー)/ビッグ・パイロット・ウォッチ

初代からの伝統を継ぐ大型ケースは、軟鉄製インナーケースも受け継いだ高耐磁仕様で、日常使いにも心強い。新色のグリーンは、20 世紀初頭の英国のレーシングカーのボディカラーがモチーフ。スピーディな色調は、パイロット・ウォッチにも似合う。サンレイ仕上げにより光の角度で色のニュアンスが変化する。自動巻き。ステンレススティール、ケース直径46.2mm、6気圧防水。160万500円。






7日間駆動の自社製Cal.52110を搭載。3時位置に備わるパワーリザーブ計のインダイアルには周囲と異なるレコード装飾を施して、視覚的に切り分けた。これもまた、機能美。


少年のころ、一度は憧れたであろう。鳥のように空が飛びたいと。人の英知は飛行機を生み出し、憧れを現実のものとした。誕生は、20 世紀初頭。その後、急速な進化を遂げ、飛行の速度と距離を伸ばし、それを操縦するパイロットからは、飛行時間を計り燃料の残量を、また進んだ距離と方角を知るために、高精度な腕時計が求められた。

IWCは1936年、初のパイロット・ウォッチ「マークIX 」をイギリス空軍に納入。その4年後にはドイツ空軍向けにビッグ・パイロット・ウォッチ 52 S.C」を完成させる。これら2つが、今のIWCI「パイロット・ウォッチ」コレクションのルーツである。中でも「ビッグ・パイロット・ウォッチ」シリーズは、当時の姿を色濃く留める。





IWC(アイ・ダブリュー・シー)/ビッグ・パイロット・ウォッチ 43

 一回り小さくなった新ケースは、取り扱いやすく、適度な存在感も併せ持つ。そこに収めたCal.82100は、20 18年に発表された新基幹ムーブメント。IWCが誇る高効率なペラトン式自動巻き機構を備え、60時間駆動と実用性に優れている。ストラップには工具なしで着脱可能な「EasX-CHANGE」機構が初採用された。自動巻き。ステンレススティール、ケース直径43㎜、10気圧防水。106万1500円。





新サイズのケースは、伝統的な軟鉄製インナーケースが取り払われ、軽い着け心地となった。それに伴いシースルーバックにもなり、自社製自動巻きCal.82100の雄姿を覗かせる。


純粋なミリタリーとして生まれた出自は、男心をくすぐるだろう。ビッグの名は初代誕生当時、最も正確だった懐中時計用ムーブメントを搭載するため採用された大型ケースに由来する。2002年に登場した市販モデルも、46 mmオーバーのビッグサイズが継承されてきた。右は、その新作。左は今年新たに追加された、一回り小さい43 mmケースに身を包む。

いずれにも共通な大型リュウズは、グローブをはめたまま操作しやすくするために、大きな時分針は操縦中でも見やすいよう、それぞれ生まれた。12 時位置のトライアングルマーカーも、またしかり。他をアラビア数字と切り分け、時の始まりを分かりやすくするためだ。

パイロット・ウォッチのハイコンプリケーションモデルも見逃せない!







IWC(アイ・ダブリュー・シー)/パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー・トップガン “モハーヴェ・デザート”

アメリカ海軍戦闘機兵器学校、通称「トップガン」に捧げたシリーズの最新作。砂漠を思わせるサンドカラーのセラミックケースにIWCが誇る高度な永久カレンダーと超精密なムーンフェイズを搭載。自動巻き、168時間(7日間)パワーリザーブ。ケース直径46.5mm、6気圧防水。年間150本限定生産。402万6000円。







IWC(アイ・ダブリュー・シー)/ビッグ・パイロット・ウォッチ・コンスタントフォース・トゥールビヨン “IWCレーシング”

モータースポーツとレーシングマシンのコンセプトをパイロット・ウォッチに落とし込んだこのモデルは、複雑なコンスタントフォース(定力装置)付きトゥールビヨンを搭載するまさにIWCの技術の結晶的存在だ。ケースにもマットブラックのセラタニウムを採用し、唯一無二の存在感を放っている。手巻き。セラタニウム、ケース直径46.2mm、6気圧防水。限定15本。0000万円。

これら初代のディテールを忠実になぞらえたストイックなまでの機能美は、まさに普遍。時代を超えても色褪せず、時を正確に示し、知らせるという時計本来の使命を、潔くまっとうする。そこにIWCは今年、エレガンスも注ぎ込んだ。ミリタリーのダイアルは、光の反射を抑えるブラック系がお約束である。それをグリーンとブルーに染め上げ、さらに繊細なサンレイ加工を施して、メタリックな質感を与えたのだ。

色に艶めくミリタリー・ルックは、実に新鮮。大型ケースによる抜群の存在感と相まって、普段のコーディネイトに手もとで色のアクセントが添えられる。ダイアルが色めいても、優れた操作性と視認性は健在。歴史ある機能美が、腕に誇れる。 


問い合わせ=IWC Tel.0120-05-1868 
https://www.iwc.com/jp/ja/home.html


文=髙木教雄 写真=近藤正一
(ENGINE 2021年8月号)

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