2021.08.04

CARS

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アルピーヌとベル&ロスがコラボレーション! スポーツカーと時計でフランスのエスプリを体感する!! 

フランスのディエップで生産されるA110

2017年に世界のスポーツカー市場に彗星の如く現れるや、一躍人気モデルの座へと駆け上がった存在がアルピーヌA110だ。スポーツカーとしての独特のデザイン、軽量設計など様々の面で往年の名車であるクラシックA110をモチーフとしながら、決してレトロに陥ることなくデザインも走りも、現代のライトウェイトスポーツカーとして生み出されたA110。アルピーヌにとってはブランド誕生以来の本拠地であり、聖地と呼んでもいいディエップで生産されているA110には、ずっとモータースポーツの世界で戦い、名声を築き上げてきたブランドのノウハウが、余さず注入されている。




(写真以上2点=望月浩彦)

モータースポーツシーンに復活するアルピーヌ

そんなアルピーヌが今年、モータースポーツの世界に大きな話題を振り撒いた。これまで活躍してきたWEC(世界耐久選手権)に続いて、いよいよ世界最高峰のレースであるF1世界選手権にも参戦を開始したのである。

母体と言うべきルノーによって新体制が形作られる中で、アルピーヌはグループ内のハイパフォーマンス・スポーツブランドとして改めて定義された。その一環として、従来ルノーの名で行なわれていたF1参戦が、アルピーヌとしてのエントリーに改められたのだ。

青く塗られたそのマシンを駆るのはルノー時代に2度のワールドチャンピオンを勝ち取っているベテラン、フェルナンド・アロンソと、フランスの新鋭エステバン・オコンの2名。激戦の今シーズンも尻上がりに調子を上げてきて、着実にポイントを積み重ねている。



あるいは往年のモータースポーツファンの方は、ここまで読んだところで「ちょっと待って」と言いたくなっているかもしれない。そう、アルピーヌとF1の関わりは、つい最近始まった話ではない。実はF1をはじめとするルノーのレース活動を長年担ってきたルノースポールは、元々は往年のアルピーヌがそのルーツだったのである。

つまりルノーF1黎明期から、その名を前面には出して来なかったものの、アルピーヌはずっとそこに居た。そう考えれば、今のアルピーヌというブランドにとって、その名を冠してのF1参戦は、まさに必然だったとすら言えるのだ。

このアルピーヌF1チームのスポンサー陣の中には時計ブランド「Bell & Ross」が名を連ねている。ご存知の通り「Bell & Ross」とアルピーヌは、まさに“フランス繋がり”であり、それだけでも意味や縁を感じるのだが、スポンサードの理由はそれだけではない。


プロフェッショナリズムの世界

そもそも「Bell & Ross」は元々、プロフェッショナルのための時計として生み出され、パイロットやダイバーなどに愛用されてきたブランドである。見るからに精緻なその機械式時計は、過酷な環境下での視認性や精度、信頼性といった機能が何よりも優先して生み出され、彼らの信頼を集めてきた。

F1も同様に、圧倒的な精度、信頼性が求められる過酷な環境の下で戦われる、プロフェッショナリズムの世界。しかも操るドライバーは、そのマシンの速さ、そして勇敢さなどからパイロットと称される。まさにこれまで「Bell & Ross」の哲学、精神と完全に相通ずる世界なのである。

アルピーヌF1チーム コレクション(各限定500本) 左からBR V3-94 A521(52万8000円)、BR 03-94 A521(74万8000円)、BR-X1 A521(262万9000円)、価格は全て税込値段



それだけにA110のパイロットの腕に「Bell & Ross」がよく似合うのも当然だろう。おりしも先日のフランスGPでは、アルピーヌとBell & Rossのコラボレーションを記念して、3本の限定モデルが発表された。なかでもその3本ともに共通した、ダイヤル部分にアルピーヌの青が差し色として入れられ、クロノグラフ秒針にブランドの「A」のマークが象られるなどした専用のデザインは、とりわけ気分を昂揚させる。

F1に繋がるDNAを持つA110は、時の経つのを忘れるほどドライビングに夢中になれるクルマだけに、ホットになった頭をクールダウンさせるためにも、腕には精緻な機械式時計を着けておくのは悪くないだろう。F1の世界でも我らスポーツ派ドライバーにとっても、アルピーヌと「Bell & Ross」は、まさに完璧な組み合わせと言えそうである。

文=島下泰久 写真=望月浩彦/ルノー・ジャポン/ベル&ロス

◇アルピーヌA110の詳細はコチラ
https://www.alpinecars.jp/








(写真以上4点=望月浩彦)

ALPINE A110S
■アルピーヌA110S
駆動方式 ミドシップ横置きエンジン後輪駆動
全長×全幅×全高 4205×1800×1250mm
ホイールベース 2420mm
車両重量 1110kg
エンジン形式 直噴式直列4気筒DOHC16バルブ・ターボ
総排気量 1798cc
ボア×ストローク 79.7×90.1mm
最高出力 292ps/6420rpm
最大トルク 320Nm/2000rpm
変速機 7段自動MT(7DCT)
サスペンション形式 前後ダブルウィッシュボーン/コイル
ブレーキ 前後通気冷却式ディスク
タイヤ 前215/40R18/後245/40R18
車両価格(税込) 864万円


ベル&ロス 銀座ブティック
東京都中央区銀座4-9-13 Tel.03-6462-3989

(ENGINE WEBオリジナル)


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