2021.08.18

CARS

軽量FRスポーツが2代目に進化 新型スバルBRZデビュー

スバルが新型BRZを発表した。共同開発のトヨタ86とともに2012年にデビューしてから9年、初のフルモデルチェンジでは、動力性能だけでなく、安全性能の向上も図られた。

排気量を2.4リッターに拡大

2代目となる新型は先代モデルの進化版で、FRレイアウト、水平対向4気筒、自然吸気の直噴エンジンといった基本的な構成は初代から踏襲する。ただし、排気量を2.0リッターから2.4リッターへと拡大。それにともない235ps/7000rpmの最高出力、250Nm/3700rpmの最大トルクは、先代(MT車)と比べて28ps/38Nmのアップしている。

変速機はMTもATも、初代と同じく6段。ただし、ATはスポーツモードの制御を改善し、コーナリングのダイレクト感を高める変速を行うようになった。





ボディ・サイズはほぼ先代と同じ

ボディ・サイズは全長4265mm×全幅1775mm×全高1310mmで、全長が25mm伸びたほかはほぼ先代と同等。2575mmのホイールベースも5mm長いだけだ。シャシーは構造用接着剤の採用や構造の見直しなどにより、フロント横曲げ剛性が約60%、ねじり剛性が約50%向上している。

アルミ製ボンネットは引き続き装備されるが、新型ではルーフとフロント・フェンダーにもアルミ素材を採用。車両重量は先代比でベーシックなRグレードで40kg、上位のSグレードで30kg増となる1260〜1290kg。排気量アップや安全装備の充実などによる重量増を軽量素材の使用を増やすなどにより最小限に抑えた。







スタート価格は308万円


水平基調のダッシュボードはスイッチ類の配置などは先代のままだがデザインを一新。低いメーター・バイザーと合わせて広い前方視界を実現。メーター・パネルは指針式から「ボクサー・メーター」と銘打った水平対向エンジンを思わせる形状を持つ液晶式に変更された。

安全面ではエアバッグをはじめとする乗員保護システムを強化。さらに、AT車には86/BRZシリーズでは初採用となる運転支援システムのアイサイトを標準装備する。

発売時点では、RとSの2グレード展開で、それぞれMTとATが設定される。ボディ・カラーはスバルの象徴的な塗装色であるWRブルー・パールを含む7色。価格はRの6段MTが308万円、Sの6段MTが326.7万円。ATはR、Sともに16.5万円高となる。







文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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