2021.11.26

CARS

まるで小さなSクラスだ! 新型メルセデス・ベンツCクラスに箱根で試乗!!

7年ぶりにフルモデルチェンジしたCクラスは、どんな走りの新たな地平を見せてくれるのか。旧型のオーナーでもあるエンジン編集部ムラカミが試乗した。

問題は買い替えを検討すべきかどうかだ

7年前に登場したばかりの先代C180を購入し、今も大切に乗り続けている身としては、今度の新型Cクラスのことは、ずっと気になっていた。とりわけ、今年に入って先に日本上陸した新型Sクラスに乗り、その素晴しい出来映えを体験してからは、基本は同じプラットフォームを使う新型Cクラスも格段に進化していることが容易に想像できたので、買い換えを検討すべきかどうか、先立つものもないのに、何となくそわそわする日々を送っていたのだ。



その新型Cクラスに乗れる日がついにやってきた。試乗会場となった箱根小涌園に駆けつけると、中央にベンツ・マークの付いた横長の台形グリルに切れ長の目、切れ長のテールランプという最新のメルセデス顔とリア・スタイルを持った新型C200アバンギャルドAMGラインが待っていた。パッと見では、CLAともCLSとも、あるいはEクラスとさえ区別が付かないほど似たデザインだ。そこにはかつてのやや野暮ったい質実剛健のイメージは微塵もない。スタイリッシュになるのはむろんいいのだが、どれもこれも同じようになるのは果たして喜ぶべきことかどうか、やや首を捻ってしまう。

ひと回り立派になったボディ・サイズは、先代比80mm長く、10mm幅広く、5mm高いが、全幅が1820mmに留まっているのは、オーナーの多くが立体駐車場に入れる機会も多いであろうことを考えると朗報だろう。ホイールベースは25mm延びた2865mm。その代わり、AMGラインのみだがオプションでリア・アクスル・ステアリングが装着できるようになっており、試乗車にも付いていた。

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