2021.12.02

CARS

ランボルギーニ・ウラカンSTOに富士スピードウェイで乗る! フィナーレを飾るにふさわしい完成度だ!!

これがウラカン・シリーズ最後のヴァリエーション・モデルになるというSTOの試乗会が、富士スピードウェイで開かれた。レーシングカーの走りをナンバー付きで体感できることを目指したという究極のスーパー・スポーツカーの乗り味はどうだったのか。エンジン編集部のムラカミがリポートする。

ランボルギーニの電動化が始まる!?


試乗後のオンライン・インタビューで、ランボルギーニの開発部門のトップであるマウリッツォ・レッジャーニ氏の口から、「これがウラカンのフィナーレ」という言葉が飛び出した時には、「ああ、ついに終わるんだ」と感慨深いものがあった。すでに、ランボルギーニは脱炭素化を達成するためのスケジュールをまとめたプラン「ディレツィオーネ・コル・タウリ」(ディレツィオーネは進路、コル・タウリは牡牛の心臓の意)を発表しており、2023年には初の量産ハイブリッド車をデビューさせ、24年末までには全ラインナップの電動化を実施すると表明している。それだけに、最後のウラカンとなるSTOは、歴史に残る1台として、ひときわ気合を入れて開発されたであろうことが、明確に感じ取れる中身になっていた。



STOという呼称は「スーパー・トロフェオ・オモロガータ」(オモロガータは英語のホモロゲーション)の略で、ワンメイク・レース用マシンであるスーパー・トロフェオEVOとGT3レース用マシンのGT3EVOのテクノロジーと経験を受け継ぎながら、公道走行も可能なモデルといった意味合いになる。もっとも公道仕様とはいえ、外観はほとんどレーシングカーと見紛うものだ。

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