2021.12.09

CARS

ポルシェが歴代モデルの色だけでなく、オリジナル・カラーも選べる新しいカラーリング・サービスを開始

ポルシェのカスタマイズ部門である「ポルシェ・エクスクルーシブ・マニュファクチャー」は、新たなカラーリング・プランの「ペイントtoサンプル」と「ペイントtoサンプル・プラス」を開始した。新型購入時に特注色をオーダーできるサービスだ。

過去の名車の色を再現できる

ペイントtoサンプルは従来の「カスタム・カラー」に代わるメニュー。トピックは、過去のモデルに用いられたボディ・カラーの再現で、たとえば964型911カレラRSに用意されたマリタイムブルーのような特徴的な色を最新モデルに塗ることが可能になった。

911と718には100色以上、パナメーラとカイエン、マカンには50色以上、タイカンには65色が、それぞれ追加された。2022年の早い時期にはコンフィギュレーターで確認することもできるようになる。



設定にはない色に仕上げられる

ペイントtoサンプル・プラスは、911と718、タイカンに適用。サンプルを参考に既存のボディ・カラーにはない色を再現するものだ。たとえばハンドバッグやマニキュアのようなものからでも、新たなボディ・カラーを生み出すことができる。

ただし、注文にはサンプルをポルシェに引き渡すことが必要。それを元に塗料を試作し、天然光と人工光といった光源の違いによる発色の差や実現可能性を検討。テスト用ボディに試し塗りも行い、塗膜の厚さや工程の問題点などを精査する。すべての工程を終えるには数ヶ月かかることもあるが、結果として品質基準を満たせなかった場合はそこまでに要した費用をポルシェが負担するという。

オーダーは正規ディーラーでの新車注文時に合わせて受け付ける。ドイツ本国での価格は、たとえばモデルによって異なるが911系や718系の場合、ペイントtoサンプルが8806ユーロ(約113万円)、ペイントtoサンプル・プラスが1万7612ユーロ(約225万円)となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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