2022.02.05

WATCHES

「スタイルのある時計が欲しい!」HERMES(エルメス)篇

クルマは移動の手段としても役に立つだけでなく、退屈な日常をウキウキした気分に変える不思議な魅力を併せ持っている。時計も同じだ。時刻を知る道具であることを超えて、着けるだけで生活に彩りを添えてくれる良きパートナーでもあるのだ。だからこそクルマも時計も、自分に合ったスタイルのある1台、1本を選びたい。そんな想いを込めて、エルメスが提案する新しいスポーティモデルの魅力を時計ジャーナリストの柴田充が解説する。

現代のラグジュアリーを堪能し、日常をよりアクティブに楽しみたい

現代におけるラグジュアリーの新定義は、インフォーマルとデイリーユースにある。形式張ることなく、実用的で日常をより豊かにしてくれる。だがエルメスにはそんなことは今さらいうまでもないことだろう。

日々愛用することで真価はより際立ち、時を重ねるほど美しい風合いを増し、手入れすればいつまでも使い続けられる。それがエルメスがエルメスたる所以であり、「エルメスH08」から漂うのもそんな普遍性だ。メゾン初のメンズ向けのスポーティな腕時計であり、まったくの新作デビューとしては、「スリム ドゥ エルメス」から6年ぶり。だがここで位置づけるスポーツとは、アスリートのような本格的な用途ではなく、ウォーキングや自転車であり、アクティブな日常でシームレスに着けられるということだ。

こんな時計を腕に、ぜひ愛用のライカを下げてスナップ撮影の旅に出てみたい。硬質なブラックはライカのボディとも通じ合うし、超軽量で高い強度を持つグラフェン複合素材のケースなら多少ハードに扱ってもヘコたれないだろう。そして文字盤からケースへと円が連なっていくようなデザインもレンズを思わせる。カメラを向けても誰もがきっと微笑んでくれるに違いない。


エルメスH08
滑らかなクッション型ケースは、炭素原子を網目のように結着した超軽量の新素材を採用し、耐傷性にも 優れるセラミックベゼルを合わせる。オリジナルの数字インデックスは、0と8がケースのフォルムと呼応するとともに、0は無、8は横にすると無限を示す記号になり、時間の深遠を意味付ける。それもエルメスらしい。 自動巻き。グラフェン複合素材、ケース直径39mm。 113万3000円。

問い合わせ=エルメスジャポン Tel.03-3569-3300 https://www.hermes.com/jp

文=柴田充 写真=近藤正一 スタイリング=石川英治(T.R.S)

(ENGINE2022年1月号)

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