2022.04.20

CARS

これならゴルフに勝てるかも イケメンに大変身したプジョー308が受注開始

9年ぶりにフルモデルチェンジした新型プジョー308の日本仕様が発表された。プジョーの大黒柱の1台であるCセグメント・ハッチバック&ステーションワゴンが最大のライバルとなるフォルクスワーゲン・ゴルフをはじめ、強敵相手に戦いを挑む。

アグレッシブでアバンギャルド

プジョー最新のデザイン言語を用いたエクステリアは先代よりもかなりアグレッシブでアバンギャルドな雰囲気も持ち合わせている。フロントまわりでは、グリルの中央に新しくなったエンブレムが備わり、ヘッドライトはプジョー初の超薄型マトリックスLED式をGT系に採用した。テールライトもLED式で、GT系はライオンの爪をイメージした3Dタイプとなる。



ボディはさらにひと回り拡大

ボディ・タイプは先代同様、5ドア・ハッチバックとSWと呼ばれるステーションワゴンの2タイプ。サイズはハッチバックが全長4420mm×全幅1850×全高1475mmで、先代と比べると145mm長く、45mm広く、5mm高い。ホイールベースは60mm延ばされ2680mmになった。後席はレッグスペースが30mm広くなり、着座位置を20mm下げたことでヘッドルームもクリアランスを向上している。

またSWは、全長4655mm×全幅1850mm×全高1485mmで、同じく先代で、全長が55mm、全幅が45mm、全高が10mm拡大され、ホイールベースは先代と同値でハッチバックよりも50mm長い2730mmとなっている。荷室容量は608〜1634リッター。4:2:4の3分割可倒式の後席や、2段式フロアなどで使い勝手を高めている。



「iコクピット」をさらに進化

インテリアには「iコネクト」と銘打った最新インフォテインメント・システムを導入。10インチのタッチスクリーンのほかに、GT系の「iコネクトアドバンスト」では「iトグル」と呼ばれるタッチパネルをセンター画面下のスペースに設置する。

インパネは10インチのデジタルメーターを目線の高さに配置し、ステアリング・ホイールの上から望むプジョー独自のレイアウトを踏襲。一方、スイッチ式ATセレクターやステアリング・ホイール一体型シフトパドルを採用し、ステアリングのスポーク上にアクティブ・クルーズコントロールなどのADASスイッチを集約するなど使いやすさを追及した。



3種類から「パワー・オブ・チョイス」

パワートレインは1つの車種で複数のパワートレインを選べるようにする「パワー・オブ・チョイス」戦略により電動仕様を含む3種類を設定。130ps/230Nmの1.2リッター直3ガソリンと、130ps/300Nmの1.5リッター直4ディーゼル。さらに、180ps/250Nmの1.6リッター直4ガソリンに110ps/320Nmのモーターを組み合わせることでシステム総合出力225ps/360Nmを発生するプラグイン・ハイブリッド(PHEV)をラインナップする。全車ともエコカー減税の対象で、PHEVは補助金対象にもなる見込みだという。プラットフォームは先代の「EMP2」の進化版を用いている。

価格はハッチバックが305.3万円〜490.6万円、SWが325.3万円〜530.6万円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement