2022.07.05

WATCHES

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唯一無二の個性が光るエルメスの物語

歴史と伝統によって磨き抜かれた個性は、より光り輝く。だからこそファンはその時計のデザインに心を奪われ、機能に夢中になる。そして気になりだすと、見えないことがもっと知りたくなる。「どうしてこのデザインが誕生したのか」、「どのように作られているのか」、「どのような歴史を辿ってきたのか」――。時計には製作者やブランドの想いが込められたストーリーがあり、知れば知るほど虜になってしまう。そんな素敵なエルメスの魅力を紹介しよう。



アルソー ル タン ヴォヤジャー
マットブラックのDLCを施したチタンベゼルに、ケースはプラチナを採用し、ラグジュアリーな重厚感が伝わる。H1837ムーブメントは195パーツからなり、40時間のパワーリザーブを装備。世界24都市名の表示にはサマータイムを設定したSも加えられ、実用性も高い。バリエーションとして、38mm径に抑えたステンレススチールケースに、ブルー文字盤を採用した仕様もある。自動巻き。プラチナ、ケース直径41mm。予価344万3000円。 (C)Joel Von Allmen

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前身となったのが、2019年に登場した「アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ」だ。対極に位置した時分針とカレンダーのインダイアルが衛星回転し、ブルーパールストーンの文字盤に描かれた北半球と南半球の月齢を示す。自動巻き。ホワイトゴールド。ケース直径43mm。451万円。 (C)Claude Joray

幻想の世界を巡る旅人の時間

つい数年前まではいともたやすく移動でき、世界を身近に感じていただけに、これほど旅を希求する時代が来るとは思わなかった。「アルソー ル タン ヴォヤジャー」はそんな旅への想いを映し出し、心を揺さぶる。

1978年に誕生したアルソーは、馬具のあぶみから着想を得た非対称のラグを備え、メゾンのウォッチのシンボルになった。これに搭載される新開発の都市表示付きデュアルタイム機構は、12時位置の小窓でホームタイムと、時分針を備えたインダイアルでローカルタイムを表示する。インダイアルは、文字盤上を円軌道を描いて移動し、外周に記された都市名に合わせることでその時間帯を示すのである。

この独創的な機能にエスプリを添えるのが、文字盤に刻まれた絵柄だ。ジェローム・コリヤールがメゾンを代表するシルクスカーフの「カレ」のためにデザインした『乗馬の世界地図』をモチーフに、大陸の名の代わりに馬術や馬に関わる単語が記された幻想の世界をまるで旅するようにインダイアルが巡る。それは航空機や船舶、クルマでの移動から優雅な馬の旅の時代へと遡り、インダイアルの数字インデックスも心躍るギャロップを思わせるのだ。その旅が現実になるのも遠くはないだろう。ボン・ヴォヤージュ、良い旅を!

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問い合わせ=エルメスジャポン Tel.03-3569-3300

文=柴田充 写真=近藤正一
※トップ画像の背景のみ(C)HERMES

(ENGINE2022年8月号)

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