2022.07.09

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強烈な個性を輝かせるハリー・ウィンストンの物語

歴史と伝統をないがしろにせず、それでも敢えて実験的ともいえる独創性を追い求める。だからこそファンはその時計のデザインに心を奪われ、機能に夢中になる。そして気になりだすと、見えないことがもっと知りたくなる。「どうしてこのデザインが誕生したのか」、「どのように作られているのか」、「どのような歴史を辿ってきたのか」――。時計には製作者やブランドの想いが込められたストーリーがあり、知れば知るほど虜になってしまう。そんな素敵なハリー・ウィンストンの魅力を紹介しよう。

プロジェクト Z15
シリーズ最新作は、初のレギュレーター。秒針を30秒のレトログラードとすることで、古典的な機構をモダナイズした。そのインデックスとオフセットダイアルとを支えるフレームは、鉄橋のよう。分針は他の針の視認を妨げないようスケルトナイズし、先端に赤を注すことでブルーと対比させそれ自体の視認性を得ている。世界限定300本。自動巻き。ザリウム、ケース直径42.2mm、10気圧防水。312万4000円。

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上から「プロジェクト Z12」、「プロジェクト Z13」、「プロジェクト Z14」。Z12はダイアル上下に振り分けた時針と分針に、Z13はダイアル下部のデイト表示に、Z14は秒針に、それぞれレトログラード機構を用いている。

新素材を用い新機構に挑み続けるプロジェクト

モデル名の“Z”は、ケース素材に用いるザリウムの頭文字に由来する。2004年にスタートした「プロジェクト Z」シリーズは、ハリー・ウィンストンのスポーツウォッチ・コレクションから、主に宇宙工学の世界で使われてきた新合金に挑んだ意欲的な限定モデルとして、これまで15作を展開してきた。ジルコニウムを基材とし、独自のレシピで合金化したザリウムはチタンより比重が小さく、耐蝕性にも優れ、スポーツウォッチのケース素材として理想的な特性を持つ。また独特のガンメタリックな色味は、精悍な印象を増す。切削しかできない難加工材に敢えて挑んだのは、これが理由である。15作は、どれもニューヨーク本店のアイアンゲートに範を採るリュウズガードとステップラグとをデザインコードとし、一目でそれと分かるスタイルを確立。

さらに“Z9”以降は、フルオープンダイアルにマンハッタンの高層ビル群や島を結ぶ鉄橋などの近代建築物をモチーフとしたディテールを重ね、幾何学的な表現が与えられてきた。そしてレトログラードを始めとする独創的な機構が、マニアな時計ファンをも魅了する。素材もメカニズムも、極めて実験的。“プロジェクト”を名乗るに、まさにふさわしい。

ハリー・ウィンストンの詳しい情報はこちら!

問い合わせ=ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション Tel.0120-346-376

文=高木教雄 写真=近藤正一

(ENGINE2022年8月号)

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