2022.11.24

CARS

「こんなのに乗れるおっさんになりたい by 清水草一」 自動車評論家42人が選んだ「いま買っておきたいクルマ」2022年の総合第13位は、イギリスの美しいポーツカーだ!

イギリスのスポーツカーで美しく、そして野生的と言えばもちろんアレ

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雑誌『エンジン』の大人気名物企画、「エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス」。大激変期のいま、僕たちクルマ好きの欲望を一番刺激するクルマはいったい何か? 42名のホット100選考委員のジャーナリストと編集部員のそれぞれが、2022年の今だからこそ買いたいと考える20台に20(1位)〜1(20位)のポイントをつけて投票し、新車で買える熱々の100台を選んだ。2022年版のホット100に選ばれた注目の上位20台をカウントダウン形式で発表する。第13位に選ばれたのは?

美しくなおかつ野生的! 121点を獲得したアストン・マーティンDB11が13位!

「こんなのに乗れるおっさんになりたい」という清水草一氏のコトバが、アストン・マーティンDB11をもっともよく言い表しているのではないかと思います。“こんなのに乗れるおっさん”に、酸いも甘いもかみ分けた年齢になってこそ似合うクルマ、というニュアンスが読み取れます。奇抜さや派手さで目を引くのではなく、「美しいクーペを描くとたいていアストン・マーティンになる」と西川淳氏が言うように誰もが思い描く姿の良さ≒普遍的な美しさを持っているのです。

写真は、アストン・マーティンが日本限定で設定した特別仕様車の「DB11・W1」。カスタマイズ部門の「Q・byアストン・マーティン」が手掛けたモデルで、販売台数は10台のみ。

アストン・マーティンDB11の魅力は、もちろんその美しさだけではありません。「スーパースポーツ並みの性能を持つV12エンジンを搭載しながら、その走りはあくまでもジェントル」と山崎元裕氏は評し、嶋田智之氏は「世界一芳醇な味わいを保ち続けてきたアストンV12」と表現しています。もちろん630ps/700Nm(V12)を後輪で受け止めているので、無造作にアクセレレータを踏み込めば、隠し持った野獣性が前面に出ますが、だからと言って決してパワーにシャシー性能が負けていないのです。

古典的なFRの操縦感覚を残した弱アンダーステアの操縦性は、重心点に極めて近くに設計されたニュートラルステア・ポイントと、それを前後タイヤ・サイズで弱アンダーステアに整えて作られており、じつは限界領域でもすこぶるコントロール性が良いのです。まさしく究極のスポーツカーなのです。

「アストン・マーティンDB11(V8、V12、ヴォランテ含む)」全長×全幅×全高=4750×1950×1250mm(V8クーペ)。ホイールベース=2805mm。車両重量=1760kg(V8クーペ)。4リッターV8ツインターボ(535ps、675Nm)と、5.2リッターV12ツインターボ(639ps、700Nm)の2種が用意される。オープン・モデルのヴォランテはV12のみ。車両価格=2507万円~

文=斎藤聡

アストン・マーティンDB11にはこの8人が投票! 121点を獲得!!
斎藤聡19pt+清水草一18pt+編集部荒井17pt+飯田裕子17pt+山崎元裕17pt+嶋田智之15pt+西川淳12pt+菰田潔6pt(合計121pt)

DB11に投票した自動車評論家の「マイホット20」はこちらでチェック!
◆斎藤聡が投票した20台「Fun to Driveの最高到達点を極めた」
◆清水草一が投票した20台「今乗らずにいつ乗るのか!」
◆山崎元裕が投票した20台「内燃機関の集大成こそが今回の選考基準」

◆自動車評論家42人が投票で選んだ「いま買って乗っておきたいクルマ」 14位はこのクルマ!

(ENGINE2022年9・10月号)

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