2022.09.30

CARS

フォルクスワーゲン・ゴルフのSUV版、ティグアンに4WDの4モーションが追加された

フォルクスワーゲンが2021年5月にマイナーチェンジしたコンパクトSUVの「ティグアン」に、新機種の「TSI・4モーション」を追加した。

ディーゼルに替えてガソリン・エンジンを搭載

TSI・4モーションは2.0リッター直4ガソリン・ターボに4WDを組み合わせたモデル。マイナーチェンジ以前の4WDモデルはディーゼル・エンジンのみで、ガソリン仕様の用意がなかったが、新型では逆にディーゼルが落ちてガソリンのみとなった。ただし、前輪駆動モデル(FF)が1.5リッターを搭載するのに対し、走破性能を考慮してか、より排気量の大きなユニットが選ばれている。



2.0リッター・ターボは190psを発生

エンジンの出力は190ps/320Nm。最大トルクは1500-4100rpmの広範囲で発生する。トランスミッションはデュアルクラッチ式7段自動MT(DCT)で、急角度の下り坂でも一定速度で走行できるヒルディセント・アシストを備えた4モード式4WDシステムを組み合わせる。

ラインナップは3タイプ。エントリー・グレードの「アクティブ」は既存の1.5リッターFF車の同グレードと同等の装備内容を持つ。上級グレードの「アクティブ・アドバンス」にはマトリックスLEDヘッドライトやデジタルメーター、インフォテインメント・システムなどが加わる。また、専用のスポーティな内外装や19インチの大径ホイールを標準装備、さらにレザー・シートや減衰力可変の電子制御アダプティブ・ダンパー+20インチ・ホイールなどのオプションが選択できるスポーティ・モデルの「R-ライン」が用意される。ボディ・カラーは5色を展開する。



FFを合わせ、全7グレード

3タイプの1.5リッターFFモデルと、ハイパフォーマンス仕様の「R」とあわせ、今回の追加でティグアンのラインナップは3機種、7グレードへと拡大。新規設定された2.0リッター・モデルは11月以降に順次出荷される予定だ。ただし、半導体不足などの影響で納期が遅れる可能性があるという。

TSI・4モーションの価格は479.2万〜581.6万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement