2022.10.03

CARS

新型マセラティ・グラントゥーリズモの流麗なエクステリアがさらに明らかになる

正式発表を間近に控えたマセラティの新しい2ドア・クーペ、新型「グラントゥーリズモ」がマセラティの本社があるモデナの公道を走行。その写真が公開された。

EV版に続き、今回はガソリン・モデルが登場

走行した車両はV6エンジンを積んだ「モデナ」と「トロフェオ」の2モデルだという。これまでのティザーで登場してきたのは「フォルゴーレ」というサブネームを与えられた電気自動車(EV)モデルだったが、今回のお披露目で内燃エンジン・モデルの存在が明らかになったわけだ。



マセラティMC20のエンジンを移植

搭載されるのはプレチャンバー(副燃焼室)を持った3.0リッターV6ツインターボのネットゥーノ・ユニット。MC20にも使用されているマセラティ自慢の自社開発エンジンだ。

欧州では各社が2035年の内燃エンジンの生産終了を見据え、EVへのシフトを急いでいる。マセラティも2030年の全面電動化を想定し、新型グラントゥーリズモをその先駆けにするはずだった。しかし、エンジン車が設定されることはEVへの完全移行が難航している現状を物語っている。



目指すは高性能ツアラー

新型グラントゥーリズモは100%イタリア製で、ハイパフォーマンス・カーであると同時に、長距離を快適に移動できるツアラーでもあるという。その精神は1947年に登場したマセラティ最初のロードカー、「A6・1500」から継承してきたものだ。この75年前の象徴的存在を現代に蘇らせることが、新たなクーペのコンセプトである。

テストではすでにかなりの距離を走り込んでいるという新型グラントゥーリズモの発売時期は、EV版のフォルゴーレに関しては2023年の発売が公言されている。今回のガソリン・モデルについて投入時期は未公表だ。ただし、EV版と同時期、もしくは先行して登場するのではないかと言われている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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