2022.12.08

CARS

着々と進むボルボの電動化 XC40とC40に試乗! 内燃エンジンも進化してました!!

ラインナップを再構築したボルボの40シリーズに横浜の近郊で試乗した。エンジン編集部のウエダがリポートする。

バッテリーEV移行まであと8年

近頃のボルボはやることなすことすべてがなめらかで、スムーズな感じがする。特に新しい40シリーズは身のこなしも脚さばきも操作系も、そして電動化もよどみがない。



ボルボは少しずつ着実に、そして違和感を憶えないよう入念に、2025年までのあと3年でグローバルで半数の車両をバッテリーEV(BEV)へ移行し、2030年で全ラインナップをBEV化することを目指しており、40シリーズはその大本命だ。ただし内燃エンジン車にもまだ注力し、2リットル 4気筒ターボ+48Vマイルド・ハイブリッドをミラーサイクル化し、改良型7段自動MTを組み合わせた。

ラインナップはSUVクーペのC40(BEVのみ)が1モーターの2WD(231ps)と2モーターの4WD(408ps)。ハッチバックのXC40はC40同様2種類のBEVと、エンジン車の2WD(163ps)と4WD(197ps)の4種類。BEVのイメージ・リーダーであり先行導入されたC40の5角形ヘッドライトとバンパーはXC40も受け継いだ。売れ筋となるXC40のBEVの2WDは補助金を考慮するとエンジン車の2WD以下の値付けだ。

BEVのC40の2WDとXC40の4WD、エンジン車のXC40の4WDの3台に雨の横浜近郊で短時間乗ったが、2018年の登場から4年も経つのに、とにかく古くさく感じるところが一切ないことに舌を巻いた。Google由来の情報化やBEV化を含むパワートレイン刷新の恩恵も大きいが、それ以上に車体のしっかり感やシートをはじめ人が接するインターフェイスの優秀さ、いわば基本の良さが際だって感じられた。

文=上田純一郎(ENGINE編集部) 写真=山田真人



(ENGINE2022年12月号)

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