2023.02.05

WATCHES

いま日本の時計が面白い! 46万円のG-SHOK復刻版からバイオマスプラスティックのプロトレックまで、「カシオ」の注目の新作3本!!

「プロトレック PRG-340」

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世界最高峰の精度を実現し、耐傷性に優れた素材を開発するとともに、デザイン面でも意欲的な取り組みをする日本の時計。待望のトゥールビヨンも続々登場し、話題作は”発表即完売”も続出! 世界の時計ファンが大注目する、その魅力を徹底紹介する!

自然環境に配慮した再生素材採用の取り組みも

海洋プラスティックごみや使われなくなった漁網などを原料とする再生素材を時計に生かす環境配慮の動きが本場スイスでも盛んになってきたが、日本では樹脂ケースで高い技術力をもつカシオが、アウトドアウォッチの「プロトレック」の外装部品にトウゴマの種やトウモロコシから抽出した成分を含むバイオマスプラスティックを採用し、いま注目を浴びている。さらに、コバルトクロム合金や特殊なチタン合金など、カシオはいま、様々なモデルに積極的に新素材を使う最先端のブランドと言っていい。

「プロトレック PRG-340」は、ケース、裏蓋、回転ベゼル、バンドにバイオマスプラスティックを使用。わずかな光で駆動し定期的な電池交換が不要なタフソーラーも環境への配慮に有効な方式だ。方位、気圧、高度、温度の計測機能やワールドタイム、クロノグラフなど機能も充実。2万9700円。


1983年発売のG-SHOCK初モデルと同じ角型のデザインを「MR-G」で初めて採用した「MR-G MRG-B5000B」。25個のパーツから成るベゼルは、トップに純チタンの4倍の硬度をもつコバルトクロム合金、ブレスレットに純チタンの3倍の硬度をもつチタン合金「DAT55G」が用いられ、細部まで施された研磨が独特の質感と美観を生む。標準電波受信タフソーラークオーツ。国内で開発された先端素材のチタン合金「DAT55G」で作られたメタルバンドは、表面にあけた丸い穴に別体のピンを埋め込む構造にして、パーツの微細な部分まで研磨仕上げを施す。縦43.2mm×横49.4mm、20気圧防水。46万2000円。



パイロットの過酷な環境に合わせたこのモデル「G-SHOCK グラビティマスター GPW-2000-1A2JF」は、標準電波、GPS衛星電波、Bluetoothによる3つの時刻修正システムに対し、世界の至る所で常に正確な時を提供するハイテクウォッチ。サマータイム切り替えを含むワールドタイムなどの機能も便利だ。Bluetoothにより1日4回スマートフォンに自動接続し時刻を修正。タイムゾーンを越えた際は、ワンプッシュで現地時刻を表示。また飛行中の移動履歴を確認できるフライトログ機能も装備。タフソーラークオーツ。樹脂、ケース直径57.1mm。20気圧防水。11万円。

文=菅原 茂

(ENGINE2022年11月号)
※価格は雑誌掲載時のものです。

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