2022.11.30

LIFESTYLE

トランスフォーマーのオリジンはこれかも!? もはやアートの世界 夜の闇に燦然と輝く「DEKOTORA」が凄い! 

秦さんがデコトラを撮影するきっかけとなったのが、龍虎丸。オーナーの宮内龍二さん、その兄の如弘(ゆきひろ)さんが率いる“黒潮船団”は特別な存在だ。

全ての画像を見る
雑誌『エンジン』の表紙の撮影を手がけるフォトグラファー、秦 淳司さんが15年にわたり撮影してきたデコトラの写真集『DEKOTORA』がついに完成した!

デコトラをアートとして捉える視点がすごい

映画『トラック野郎』シリーズ(1975~1979年、全10作)で大ブームを巻き起こしたデコトラも、昭和の時代のモノクロームの思い出となってしまった。

秦さんは全国のデコトラが100台以上集結するという年末のカウントダウン・イベントにも通い続ける。

『エンジン』の表紙を撮影するフォトグラファー・秦 淳司さんがデコトラに出会ったのは15年前のこと。ド派手なペインティングや電飾を施したニッポン独自のクルマ、それを取り巻く人々の心意気に魅了されたという。

以来、毎年イベントに足しげく通うなどして、10数年間撮り続けた作品をまとめた写真集『DEKOTORA』が完成した。厚さ5cm、重さ2.4kg。ずっしりと重い。秦さんのデコトラへの想いが込められている。

かつてデコトラが路上を賑わせたころにヒットした大滝詠一の『君は天然色』。その歌詞にある「想い出はモノクローム 色を点けてくれ」というフレーズよろしく、秦さんはデコトラに再び絢爛たる色と光を点けた。

夜の闇に燦然と輝くDEKOTORAは妖艶で美しい。

秦 淳司
赤坂スタジオ勤務後、小林和弘氏に師事。1994年からフリーランス・フォトグラファーとしてのキャリアをスタート。雑誌や広告、アーティスト写真、動画など幅広く活動する。

写真展も開催!
写真集『DEKOTORA』の発売を記念し、2022年12月9日(金)〜12月25日(日)にRoll(東京・神楽坂)で写真展を開催。会場では写真集通常版及びオリジナルプリント付きプレミアム限定版を発売。期間中には、秦 淳司さんが登壇するトークショーの開催も決定。

◆写真展「DEKOTORA - Spaceships on the Road in Japan -」の詳しい情報はこちら!

◆写真集『DEKOTORA』の購入はこちら!

文=小林尚史(ENGINE編集部) 写真=秦 淳司

写真集『DEKOTORA』
発行所:DIAMOND HEADS
A4変型判/ハードカバー/小冊子付
価格 8800円(税込)
写真集『DEKOTORA』の詳細情報および購入はダイアモンドヘッズ・ストアの公式ホームページより。
https://heads.co.jp/dekotora/

■写真展概要
JUNJI HATA PHOTO EXHIBITION
DEKOTORA - Spaceships on the Road in Japan -
会期:2022年12月9日(金)〜12月25日(日)13:00-19:00(月曜・休)
会場:Roll
所在地:〒162-0824 東京都新宿区揚場町2-12 セントラルコーポラスNo.105
公式サイト:https://yf-vg.com/roll

(ENGINE 2022年12月号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement