2022.12.05

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時計を超える存在感!「エルメス」が追及した唯一無二のオリジナリティとは?【時計選びの新基準:自分だけのマスターピースを探せ!】

時計選びの基準が新たな局面に入ってきた。

これまでは使用するシーンを意識したルール的なものが存在したが、今は自身の”個性”や時計の持つ”物語”をより重視するように。性別やスタイルを超えたデザインやサイズ、また、環境に配慮した素材や従来の常識を覆す性能、異ジャンルとのコラボレーションなど、新たな取り組みが増えてきている。

そんな”これから”の時計選びの楽しみ方を「ダイバーシティ」という要素に注目し、「エルメス」渾身のモデルの魅力を通して紹介する。

異なる対照を調和し、ダイバーシティのその先へ

多様性とともに互いの相違点を理解するダイバーシティの視点は、いまや社会や文化、ファッションに欠かせず、時計も例外ではない。それをサイズやデザイン、カラーといった表層にとどめず、ラグジュアリーの世界観へと深く注ぐのがエルメスだ。

2021年に発表した「H08」は、相反する2つの対照から生まれるコントラストと調和を具現化した。角と曲線が溶け合ったケースに円形の文字盤が共存し、まるで拡張し、メタモルフォーゼするフォルムを思わせる。文字盤に記された数字インデックスやカレンダーの0と8にもこのラインを投映し、エスプリある一体感を見せるのだ。これもタイポグラフィーでのさりげない個性表現を得意とするクリエイティブディレクター、フィリップ・デロタルならでは。深いブルーのチタンケースに、黒いセラミックベゼルとリュウズを組み合わせ、ブルーのラバーストラップもモダンな躍動感を感じさせる。そこから伝わるダイバーシティとは、多様性を認める寛容にはまず個人の確立が不可欠ということだ。それは唯一無二のオリジナリティというラグジュアリーの真髄にも通じるのだろう。そして「H08」は多様性の先にあるインクルージョン(共生)をも示唆するのだ。

エルメスH08
開発には時計担当だけでなく、エルメスのメンズ部門を率いるアーティスティック・ディレクターのヴェロニク・ニシャニアンも加わった。ヴォーシェ社によるエルメス・マニュファクチュールのムーブメントH1837を搭載。コレクション名にある0は無を表し、8は横に倒せば無限大記号になり、その対極を組み合わせた。自動巻き。チタン、ケース直径39mm。88万6600円。(C)Joel-Von-Allmen



エルメスの自社製自動巻きムーブメントH1837。ローターなどにHの文字が施され、見えないところにもメゾンの美学が宿る。(C)David Marchon

◆エルメスの詳しい商品情報についてはコチラ!

問い合わせ=エルメスジャポン Tel.03-3569-3300

文=柴田 充 写真=近藤正一

(ENGINE 2023年1月号)

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