2023.01.25

CARS

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キャデラックの世界を“完売画家”、中島健太さんはどう感じたか!?  CT5とXT6に乗る!

繊細なタッチの作品が人気で多くのファンを持つ画家、中島健太さん。制作した作品がすべて完売することから“完売画家”と呼ばれている。絵筆を置く暇がないほど忙しいという中島さんの楽しみはクルマだ。これまでに数多くのクルマを乗り継いできた。そんな中島さんにキャデラックのミディアム・セダン、CT5とSUVのXT6に試乗してもらった。前回のCT5に続いて、今回はXT6に乗った。◆CT5の試乗から読む場合はコチラ!

初めてのSUV

中島さんがキャデラックのセダンCT5に続いてSUV、XT6に試乗した。SUVは初めてという中島さんはXT6をどう感じたのか?

東京・台場のスタジオでXT6の外観やインテリア、そして荷室などをチェックする中島さん。

アルカンターラとレザーを組み合わせたダッシュボードの仕上がりが美しい。



「大きさの割にボテッとした感じがありませんね。ホイールベースが長いからでしょうか、シュッとした印象でカッコイイ。ヨーロッパのプレミアムSUVはカッコつけて乗るイメージがあるんですけど、XT6はもっとカジュアルで若者のスニーカー文化にもマッチしそうな感じがします。ヨーロッパ車が連綿と磨き上げてきた美しさを持っているとするならば、XT6はもっと自由でワイルドさみたいなものを包み込んでいる印象を受けました」

美しい絵画には“黄金比”で構成されているものがあるというけれど、クルマの美しさにも“黄金比”なるものがあると思いますか? 

「黄金比ってヨーロッパ的な美意識だと思います。たとえば、日本の掛け軸はまったく黄金比ではありません。でも美しいですよね。もしかしたら、ヨーロッパのクルマには黄金比を応用したデザインが取り入れられているかもしれません。今日、こうしてキャデラックを眺めて感じるのは、ヨーロッパの定規で勝負していないからこそ、独自のカッコ良さがあるのだということです。縦長のヘッドライトを配したフロント・グリルなど、とてもストイックに自分たちのキャラクターを守っている。そこにすごく好感が持てますね」

「ここ快適ですね。家族で遠出をしたら楽しいでしょうね」とは中島さん。

「これは誰が乗ってきても上品に見えますね。クルマを知らない人ほど、このカッコ良さがスッと入ってきそう」と中島さんは言った。

インテリアにも好印象を持ったようだ。

「この内装、シンプルにめちゃくちゃカッコイイ。スポーティなデザインのシートは掛け心地が素晴らしいですね。レザーの触感も上等です。レザーとアルカンターラを組み合わせたダッシュボードやスタイリッシュなエアコンの吹き出し口など、ディテールにもこだわりを感じます」

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軽快なドライブ・フィール

CT5と同じように台場ランプから首都高速へ入る。

「車両重量が2110kgもあるのに、こんなに軽やかに動くんですね。SUVを運転するのは初めてなので、もっと重量を感じるものだと思っていました。発進から50km/hぐらいまで、スピードが乗っていく感じがたまらなく気持ちいい。こんなに気持ちよく転がり出してくれて、そうか、これがコンフォートというものなのだ! と思いました。とても温かみがある走りというか、ずっと乗っていられる感じですね」

3649ccの自然吸気V型6気筒ユニットは9段ATとのマッチングが良好で、2tを超える巨体をスーッと加速して行く。

CT5のときと同様、走るにつれ頬が緩んでいく中島さんだ。首都高速のカーブでも気持ちよさそうにステアリングを切っていく。

「大きい車体だから、カーブでヨレるかな? と思ったんですけど、それは一切ないですね。ずっと同じ状態で長時間運転していられるような安心感があります。気が付いたら長距離移動しているというような快適さがあるから、同乗者も最高だと思います」

V6は常用域のマナーが紳士的で室内はとても静か。静粛性を向上させるためアクティブ・ノイズ・キャンセラーも装備している。

そう言うと中島さんはフッと笑った。

「いや、子供がいたらXT6が欲しいなと思って(笑)。こんなに静かで安心感のあるクルマで子供と一緒に遠出をしたら、車名を覚えていなくても旅の思い出は子供の心に強く残ると思うんです。子供が成人して、そういえばあのとき父のクルマはなんだったっけと思い出したときに、キャデラックだったらカッコイイと思いました」

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懐の深いXT6

試乗を終え、台場のスタジオに戻り再びXT6と対峙する。

「乗り味は全体的にとても上品なものでした。だからあらゆるシチュエーションに対応できるクルマだと思います。XT6でキャンプに行くのはとても楽しいと思うし、その帰りにホテルのバレー・パーキングに行っても不思議じゃない。そういうXT6の許容度の広さというのは。特別なものだと感じました。乗ると、どこまででも行ける感じがする。アメリカ大陸をひた走ることを前提としていることがヒシヒシと伝わってきました」

今回、2台のキャデラックに乗っていかがでしたか?

「まず、初めて乗ったクルマとは思えないほど、とても乗りやすかったです。すごく自然な運転感覚というのが2台に共通していることでした。アメリカ車ってどうなんだろう? と思っていましたが、圧倒的に素晴らしかったです」

速度や路面状況で変化する連続可変ダンパーにより乗り心地はとても上品だ。

中島さんが乗り続けてきたヨーロッパ車との違いをどう感じましたか?

「いかに独自のキャラクターを追求していくかというキャデラックの姿勢はアートの感覚に近いと思いました。アメリカはヨーロッパが持つ歴史に対するリスペクトがあるからこそ、自分たちは徹頭徹尾、新しい独自の道を行くというこだわりがあると思います。2台のキャデラックに乗って、それをすごく感じました」

「全長5mを超えるクルマなのにとても運転しやすいことに驚きました。ハンドリングもとても自然で好感を持ちました」と中島さん。

そこが若い世代へのアピール・ポイントになっていると中島さんは続けた。

「ヨーロッパのライバル車たちは、積み重ねたレガシーが逆に押しつけがましく、オジサン臭いときがあるんですけど、2台のキャデラックにはまったくありませんでした。テクノロジーでもデザインでも僕より下の世代が普通にカッコイイと思うでしょうね。近年のビジネス・モデルや思考の変化は、キャデラックのチャレンジ精神にシンクロしていると思うので、先入観のない新富裕層やアート好きな世代には、すごく刺さると思いました」

文=荒井寿彦(本誌) 写真=茂呂幸正

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■中島健太
大学3年でプロデビューし、現在までの制作作品は700点を超え、その全てが完売。2009年、日展初出展としては最年少で特選を受賞、2014年にも日展で特選を受賞し、20代で2度の受賞は小磯良平以来の快挙となる。繊細で洗練された高い技術と人間味溢れる温かな作風は、唯一無二と評価されている。「完売画家」としてテレビなどでも取り上げられ、「瀬戸内寂聴」「ベッキー」「新川優愛」などの作品も話題になる。2021年8月に著書『完売画家』を出版し、好評発売中。2022年4月期フジテレビドラマ『元彼の遺言状』絵画担当もつとめた。「第9回 日展(日本美術展覧会)」(2022年11月4日〜11月27日)には、女優、佐々木希さんをモデルにした作品『陽だまり』を出展。繊細なタッチで本人の美しさを引き出していた。

「コンフォートとはどういうものか、XT6に乗ってわかりました。こんなにゆったり気持ち良く移動できる感じは未体験でした。SUVは初体験でしたが、すごくいい体験でした」と、中島さんはこの日の取材を閉めた。
■キャデラックXT6プラチナム
CADILLAC XT6 Platinum
駆動方式                フロント縦置きエンジン4輪駆動
全長×全幅×全高            5060×1960×1775mm
ホイールベース            2860mm
車両重量                2110kg
エンジン形式            V型6気筒DOHC
総排気量                3649cc
最高出力                314ps/6700rpm
最大トルク            368Nm/5000rpm
変速機                9段AT
サスペンション 前        マクファーソンストラット/コイル
サスペンション 後        マルチリンク/コイル
ブレーキ             ベンチレーテッド・ディスク
タイヤ                 235/55R20
車両本体価格            990万円

◆デザインと走りの性能、安全性など、キャデラックのさらに詳しい情報はコチラ!

(ENGINEWEBオリジナル)

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