あっという間の年度末到来! 雑誌『エンジン』の大人気企画、輸入車、日本車ともにいま買える新車の中から、41人の自動車ジャーナリストと36人のエンジン・プレミアム・クラブ(EPC)会員が注目の100台を選んだ「エンジン・ホット100ニューカーズ・ランキングズ」も総決算。エンジンウェブで未公開だった100位~1位までの全100台を、ランキング形式で発表していきます。クルマ好き垂涎の人気車や最終モデルも多数ランクイン。自動車ジャーナリストの皆さんの熱々コメントもぜひ参考にしてください。
※購入可能な車両及びその本体価格は、2023年7月現在のものです。
第10位 ランドローバー・ディフェンダー
荒れたオフロードが得意なのはわかるが、オンロードもしっかりと走れ、高速道路も得意分野。もちろん高級嗜好の外装、内装は大きな魅力だ。(菰田 潔さん)
道無き悪路を行くランドローバー車の成り立ちの精神を色濃く受け継ぐタフオフローダー。現代的に解釈したモダンなスタイリング、アウトドアの用途に大胆に使い倒せる実用的なインテリア。それでいて、洗練されたカラーコーデがニクい。(藤島知子さん)
第9位 BMWアルピナDS3/B3
2025年12月末までしか生産されないことになり惜しむ声がたくさん聞こえる。そんな希少価値とは別に、豪華で速くて快適なアルピナ車は重箱の隅を突けないほど乗用車としての完成形に仕上がっている。どこまでも走れる愉しさを味わえる格別な存在だ。(菰田 潔さん)
大人の美意識に堪える玄人好みの洗練度は今なお「M」とは一線を画す。今しかない、とは言いたくないが、今後の行方が定かではないゆえ一番気になるブランドだ。(高平高輝さん)
第8位 ルノー・メガーヌR.S.
すでに身銭切りました(笑)。思うがままに操れるとはまさにこのこと。トルクフルで本当によく曲がる。始動時の音は賑やかで少々恥ずかしいケド(笑)。(竹岡 圭さん)
古くからFWDのハンドリングを追求し続けてきたルノースポール最後のモデル。サーキットでもワインディングでも車との一体感を楽しめるモデル。(大井貴之さん)
第7位 ホンダ・シビック(タイプR含む)
過去を振り返らないホンダが、初めて振り返ったシビック。タイプRの速さと一体感のバランスは言うまでもないが、e: HEVの制御は世界トップと言っていい。(山本シンヤさん)
ホンダのホンダらしさが詰まった1台。未試乗ゆえこの順位。速さに一本気なところは大好きだが、毎日一緒はさすがに疲れそうなのでN-VANとセットで(笑)。(編集部・上田)
第6位 シボレー・コルベット(コンバーチブル、Z06含む)
新車開発の聖地、ドイツのニュルでもコルベットはハードテストを繰り返す。ミドエンジンらしい高い運動性と扱いやすさに違和感無し。大柄なサイズのわりに取り回しがしやすい点もアメリカンの常。(桂 伸一さん)
V8OHVエンジンはチビりそうなほど気持ちよく、価格は欧州スーパーカーと比較すればチビりそうなほど安い。先日発表された「Z06」はレーシング直系シングルプレーンのV8DOHCで最高出力発生回転数は8550rpm。チビるだけでは済みそうにない?(佐野弘宗さん)
第5位 ポルシェ718ケイマンGT4RS&718スパイダーRS
アマチュアが公道で楽しめる最大公約数のRS。自然吸気フラット6の官能的なパワーと、ポルシェらしさが光る盤石なシャシーは内燃機時代最後の至宝。(藤原よしおさん)
レーシングカーのロードバージョンとして売られているモデルは珍しくないが、ケイマンGT4RSはエンジンもPDKトランスミッションもレーシングカーそのもの。実戦にも通用する「そのもの」に乗れる。これぞポルシェのスポーツモデル!(大井貴之さん)
第4位 ポルシェ718ケイマンGTS4.0&GT4(GT4RS除く)
どんな基準をもってしても現在買えるクルマの中で一番コストパフォーマンスが高いと思う。いつカタログモデルから落ちてもおかしくない状況。欲しいと思っている人は早めに動くこと。もちろんマニュアルミッションを強く推奨。(国沢光宏さん)
速さ、俊敏性、スリル、堅牢さ、快適性、実用性、スタイル、所有欲、ブランド性すべてを高いレベルでバランスさせた、歴代ケイマン&ボクスターの完成形。絶対性能だけでなく、911以上に「ポルシェらしさ」が漂う心情的ポルシェの代表格。(藤原よしおさん)
第3位 ポルシェ911GT3&GT3RS
鋼のようなボディに切れ味も密度も揃ったエンジン、珠玉のコントロール性を実現したシャシーに、完璧なブレーキ。自分がドライビングマシンに求めるすべてが揃っている至高の存在だ。MTがいいけれどPDKも素晴らしい。次期型は絶対買います。(島下泰久さん)
911は他のグレードでも各々の幸福感がありますが、GT3はとにかくエンジン。最高の内燃機体験が味わえる、そこに幸せがあります。(渡辺敏史さん)
第2位 マツダ・ロードスター(RF含む)
990Sが生産終了と聞き、瞑想しています。正真正銘のライトウェイト・スポーツであり、今や世界で唯一の存在でした。でも、マツダはきっと990Sの後継モデルをリリースしてくれるでしょう。それを信じるしかありません。この灯を消しちゃダメだ!(清水草一さん)
速さではなく、一体感を重視することで人とクルマの関係性を突き詰めたスポーツカー。文字通り手足のようにクルマを操縦する快感が得られる。(斎藤 聡さん)
第1位 アルピーヌA110(GT、S、R含む)
登場してからずっと1位に選び続けている。A110に代わるスポーツカーは今年も現れなかった。こんなに気負うことなく楽しめるクルマはない。EV化が決まっているので、エンジン車は一代限り。新車で買えるのもあとわずかだ。(編集部・塩澤)
見事ブランドを復活させ、その名に恥じないクルマに仕上げたことにディエップの人々の執念を感じます。新車で買って毎日乗って最後まで添い遂げたい。(編集部・上田)
(ENGINE2023年9・10月号)
◆20位~11位篇 フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェとエンスー魂で情熱を注ぐならどれ?
◆30位~21位篇 日産GT-R、日産フェアレディZ、トヨタGR86、上位に来たのはどれ?
◆40位~31位篇 心揺さぶるミドシップ・スポーツがランクイン
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