BYDオート・ジャパンは、日本法人の設立3周年を記念し、特別仕様車「アット3ブラック・スタイル」を台数限定で発売した。
シックでしかも装備充実のアット3
このアット3ブラック・スタイルは2023年1月に登場したアット3をベースに、都市的でクールな印象を強めたデザインで仕上げたもの。特別装備として、グロス・ブラック仕上げの外装パーツを多数採用している。

具体的には、フロントおよびリアのブラック・エンブレムやロゴが黒で統一され、さらにフロント・フォグ・ランプ・トリム・カバー、エンブレム用ベース・プレート、左右ヘッドライト上部のトリムも特別仕様となっている。

インテリアでは実用性が高められており、通常はディーラー・オプションとなるフロント・ボンネット内の収納ボックスが標準装備に。また、ETC車載器およびドライブ・レコーダーも付属する。

アット3は中国本国では「元 Plus」として知られ、世界累計販売台数は100万台を超える人気のクロスオーバーSUVだ。2022年には欧州のEuro NCAPにおいて最高評価である5つ星を獲得。国際的に安全性と信頼性の高さを証明している。
日本仕様はWLTCモードで約470kmの航続距離を達成しており、経済性と利便性の両立を実現。電動パワー・テールゲートなどの装備も標準で、日常の買い物からレジャーまで多様なニーズに応える。

なお、このブラック・スタイルは、6月に販売されたドルフィン・グレイトフル・ピンクに続く、限定車シリーズの第2弾だ。
BYDオート・ジャパンは7月21日で設立から3年が経ち、また今年はBYD自体も創業30周年を迎える。こうした節目において、日本市場での存在感を増すべく次々と手を繰り出している。
これほどの勢いと、日本の軽自動車規格での車両開発のニュースなど、着実な市場に合わせた動きは注目に値するといえる。
BYDアット3ブラック・スタイルの販売台数は50台で、ボディ・カラーがスキー・ホワイトが30台、ボルダー・グレーが20台の2色から選択可能。価格はそれぞれ424万6000円と418万円。
文=ENGINE編集部 写真=BYDオート・ジャパン
(ENGINE Webオリジナル)