2026.02.21

CARS

やっぱり一番面白いのは軽量FRだった。26歳がレーサーを目指すきっかけになった一台

ラリー用のサスペンションにしたらこれがしっくりきた。瀬島さんのチューニングは走り重視だ。

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エンジン編集部唯一の20代ムラヤマが担当する連載『若者だってクルマ好き!』。今回取材したのはスバルBRZに乗る瀬島大生(はるき)さん。軽量で後輪が駆動することが魅力だと語る瀬島さんは、都合4台ものトヨタ86/スバルBRZを乗り継いだ。そんな彼がたどり着いたのは、レーシング・カートの世界だ。

都合4台も乗り継いだ86とBRZ

「幼少期の家のテレビではずっと、父が観ているF1の映像が流れていました。V10エンジン、ミハエル・シューマッハの時代です。当時はテレビを独占されて嫌な気持ちもあったけど、潜在的に刷り込まれていったところもあると思います」

「見た目よりも走りを重視」が瀬島さんのカスタム方針。

26歳の瀬島大生さんは、クルマ好きになった原点をそう振り返る。愛車遍歴は高専生時代に先輩からもらったスイフトを皮切りに、4輪9台、2輪2台の総計11台。そのなかでも、瀬島さんのカーライフの中心に存在し続けているのが、都合4台も乗り継いでいる初代トヨタ86とスバルBRZである。2台目の愛車に、初めて86を買ったときのことは今でもよく覚えているそうだ。

「クルマに興味がない人でも、ひと目でスポーツカーだと分かる軽量の2ドアFRに乗りたくて。マツダ・ロードスターも候補に上がったけど、86は後席もあって荷物もそこそこ入る。予算的にもちょうど良かったんです。200馬力とはいえ、それまでレンタカーなどで乗ったことがあるクルマより蹴り出しも強いし、純粋に走る気持ちよさがある。スポーツカーってこんなに速くて楽しいんだ! と思いました」



のちに86から乗り換えたのは、スバルWRX STI。タービン交換のほか、強化クラッチや高効率な給排気系、別タンク式車高調を入れるなど、徹底的にチューニングを施した。

「シートに押し付けられるような加速感は86にはなかった別モノの感覚で、ジェットコースターみたいでした。でも、動きが重くて軽快感が無く、目線が高いのにも馴染めなくて」

そこで86 を買い戻した瀬島さん。以後、VWゴルフGTIなどを所有するものの、同じ理由で86・BRZに戻ってきたというわけだ。

「色々経験した今は、決して速いクルマではないけれど、やっぱり一番運転して面白いのは軽量のFR」

一見すると、ラリー用の脚により車高が少し高いだけに見えるが、駆動系や給排気も抜かり無い(本文参照)。撮影のため筆者が動かしたときには、繊細なクラッチワークを求められることに腰を抜かした。

すっかり86・BRZに魅了された瀬島さん。今の愛車のBRZでは、新たなカスタムを試している。

「TGRラリーチャレンジ用の脚を入れて、車高を下げるのではなく、上げてみました。安い社外の車高調サスペンションと同価格帯で買えるからという軽い理由で選んでみたら、これが良い動きをする! 荷重変化も分かりやすくて、雨の日でも懐が深い。段差も気にしなくて良いし、公道で乗るには最高なんです!」

ブリッツのエア・インテーク、HKSのエキマニとリアマフラー、オグラ製メタル・ツイン・クラッチも入れて、走りはさらに軽快になったと満足げだ。

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