2025.12.07

CARS

EVスポーツカーとなった2代目LFA!レクサスのスポーツモデル“F”の頂点の新たな姿「Lexus LFA Concept」

2代目LFAはEVスポーツカー!実は奥深いモデル名の意味とは?

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レクサスは、2025年12月5日にバッテリーEV(BEV)スポーツカーのコンセプトモデル「Lexus LFA Concept(レクサスLFAコンセプト)」を世界初公開した。このモデルは、同日に発表されたGR GTおよびGR GT3と共に開発を進めているレクサスのフラッグシップ・BEVスポーツカーだ。

官能的なデザインを継承するBEVスポーツカー「レクサスLFAコンセプト」

レクサスLFAコンセプトのエクステリアは、 V10エンジンを搭載するLFAが持つ官能的な造形美を受け継ぎながら、次世代においても色褪せない価値を宿す、研ぎ澄まされたバランスを追求している。

Lexus LFA Concept(レクサスLFAコンセプト)

また、同時に発表されたGR GTと同じオールアルミニウム骨格をベースとすることでスポーツカーとしての性能を極めたフォルムとしながら、ノーズからリアへと流れる低く伸びやかなシルエットが特徴となっている。

Lexus LFA Concept(レクサスLFAコンセプト)

GR GTとの違いは、V10エンジンを搭載するLFAの造形美を継承しつつ、滑らかなルーフラインが特徴的な正統派クーペのプロポーションを描き出しているという点だ。

Lexus LFA Concept(レクサスLFAコンセプト)

インテリアは、GR GTと同じ理想的なドライビングポジションにより、クルマとの一体感を高めながら、没入感を味わえるコックピットとなっている。

Lexus LFA Concept(レクサスLFAコンセプト)

室内は、全体をシンプルに仕立て、研ぎ澄まされた機能部品を運転席に集約。ステアリングは、モータースポーツのマシンのようなデザインだ。このステアリングは、持ち替え不要の操舵とブラインドタッチが可能なスイッチレイアウトにより、直感的な車両コントロールが可能となっている。

基本骨格や空力性能などはGR GT・GR GT3と同じ「レクサスLFAコンセプト」

レクサスLFAコンセプトは、同時に発表されたGR GTやGR GT3と同じく、「トヨタの式年遷宮」を体現する次世代スポーツカーのコンセプトモデルだ。

左:レクサスLFAコンセプト、中央:GR GT、右:GR GT3

よって、“低重心”、“軽量・高剛性骨格”、“空力性能の追求”という3つのキー要素は同じだが、GRとレクサスの両モデルで技術と技能を共有しつつ、LFAではBEVならではの可能性を追求している。

「LFA」はレクサスのフラッグシップ・スポーツカーであると同時に次世代に受け継ぐ技術を象徴するモデルの名称

「LFA」は、プレミアムブランドであるレクサスのスポーツモデル“F”の頂点に位置するクルマを意味する名称だ。それと同時に、「LFA」というモデル名は内燃機関車に限定されず、その時代の技術者が次世代に受け継ぐべき技術を体現するモデルの象徴を示している。

レクサスLFA

「レクサスLFAコンセプト」が発売されれば、“2代目LFA”として話題になるだろう。しかし、そのモデル名の意味は、レクサスのフラッグシップ・スポーツカーということだけでなく、“技術の継承”であることも忘れてはならない。

Lexus LFA Concept(レクサスLFAコンセプト)

文=齊藤優太(ENGINE編集部)

(ENGINE Webオリジナル)

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