2022.11.26

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「トム フォード」の新作、ポイントは「100%海洋プラスチック」と「リサイクル ステンレス」【時計選びの新基準:自分だけのマスターピースを探せ!】

時計選びの基準が新たな局面に入ってきた。

これまでは使用するシーンを意識したルール的なものが存在したが、今は自身の”個性”や時計の持つ”物語”をより重視するように。性別やスタイルを超えたデザインやサイズ、また、環境に配慮した素材や従来の常識を覆す性能、異ジャンルとのコラボレーションなど、新たな取り組みが増えてきている。

そんな”これから”の時計選びの楽しみ方を「ダイバーシティ」と「サスティナブル」という要素に注目し、「トム フォード」渾身のモデルの魅力を通して紹介する。

問題意識を持つための時計という新しい選択肢

消費行動とは、一種の投票行為である。これまでであれば、「気分が上がる」「自己満足できる」「リセールバリューがある」といったところに”投票”してきたが、この数年は企業の姿勢を評価し、製品の背景にある物語を知ろうとする意識が強くなっている。特にファッション業界では、エキゾチックレザーやファーといった素材の使用を取りやめる流れが強まっており、よりエシカル(倫理的)な素材を使用するようになっている。時計業界はそもそもロングスパンで使えるものを作っているが、それでもエシカルな観点で時計を作るということは、外すことのできない価値基準となりつつある。

ファッション業界の大物であり、時計業界にも参入して久しいトム フォードは、⼈類が直⾯している地球環境や海洋汚染問題の改善に貢献するための製品作りを強く意識しており、 2021年に海洋廃棄プラスチックをアップサイクルし、時計のケースに使用した世界初の時計「トム フォード オーシャンプラスチック タイムピース」を発表した。



そしてこの時計の発売に合わせて「トム・フォード・プラスチック・イノベーション賞(The Tom Ford Plastic Innovation Prize)」を創設し、薄膜プラスチックに代わる有意義なイノベーションを生み出し、プラスチック汚染に対する抜本的な解決方法を模索している。

そんなトム フォードから、今秋は2つのサスティナブルな時計が登場する。

ひとつは昨年から継続する 100%海洋プラスチックを使用したモデルに、角形ケースが加わった。もうひとつはリサイクル ステンレススチールをケースに使用したモデルで、こちらも同じく角形ケースだ。2つのモデルは、素材こそ異なるが、どちらも柔らかにカーブを描いており、ケース幅は27mmとコンパクトなので、ユニセックスで楽しめるダイバーシティな時計でもある。

社会は色々に変化している。時計だって変化しなければいけない。

◆トム フォードの詳しい商品情報についてはコチラ!

問い合わせ=トム フォード タイムピース Tel.03-4360-5608



N.004 オーシャンプラスチック
海洋生物に悪影響を与える海洋廃棄プラスチックの問題に、警鐘を鳴らす時計。ケースだけでなく、ストラップなどにも海洋廃棄されたプラスチックをアップサイクルして使用する。これはプラスチックボトル廃棄物の約35本に相当し、小さな一歩ながら確実に環境汚染を食い止めることになる。クオーツ。100%オーシャンプラスチック、ケース縦48.5×横27mm、3気圧防水。各18万1500円。


海に流れ込んだプラ
スチックは、細かく砕かれ、マイクロプラスチックとなって海洋生物の健康をむしばんでいく。これは喫緊の問題だ。


N.004
リサイクル ステンレススチール
金属のリサイクル自体は珍しい技術ではないが、高級時計に使用できるクオリティに仕上げた点が重要なポイント。柔らかなカーブを描き、表面には美しいポリッシュ仕上げを施すことでリサイクル素材とは思えない美しい存在感を作る。ストラップはカーフ素材を編み込んだもので、肌当たりが柔らか。クオーツ。リサイクル ステンレススチール、ケース縦48.5×横27mm、3気圧防水。各23万6500円。


ストラップはラグ部分に通す仕組みのため、別売りストラップとの交換も容易。長く楽しめるというのもサスティナブルな時計の条件だ。

◆トム フォードの詳しい商品情報についてはコチラ!

問い合わせ=トム フォード タイムピース Tel.03-4360-5608

文=篠田哲生 写真=近藤正一

(ENGINE 2023年1月号)

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