2024.06.19

CARS

1馬力当たり1万3200円 ヒョンデ・アイオニック5Nが858万円で販売を開始

2022年5月に燃料電池車の「ネッソ」とともに発表された、ヒョンデの日本再上陸モデルの第1弾となる「アイオニック5」に、スポーツ・モデルの「アイオニック5 N」が追加され、日本での販売が開始された。

ヒョンデのハイパフォーマンス・ブランド

ヒョンデの開発拠点である韓国のナムヤンとドイツのサーキットであるニュルブルクリンクの頭文字を掲げるNブランドは、ヒョンデがモータースポーツで培った技術を量産車にフィードバックしたハイパフォーマンス・モデルをラインナップする。メルセデス・ベンツのAMGやBMWのM、トヨタで言うところのGRに相当するブランドだ。

Nシリーズは、「Corner Rascal」(コーナリング性能)、「Racetrack Capability」(サーキットを本気で走れる能力)、「Everyday Sportscar」(日常もドライビングを愉しむ)という3つの柱を掲げている。今回追加された電気自動車=バッテリーEV(BEV)のアイオニック5 Nも例に漏れない。



2モーターで650ps

アイオニック5 Nは、前後2基のモーターによる高性能の4輪駆動システムをベースに、84.0kWhの高出力バッテリーとハイパフォーマンスEVのために開発された熱管理システムなどの専用技術が盛り込まれ、優れた走りを可能にしている。さらに、数々のモータースポーツで培われた経験とNの高性能車両の技術が組み合わされ、ハイパフォーマンス・モデル用のサスペンションやブレーキング・システムなどを備え、BEVに必要な熱管理や回生ブレーキなどの電動化技術も磨き上げられている。

最高出力は、フロント・モーターが238ps(175kW)、リア・モーターが412ps(303kW)で、システム総合出力は609ps(448kW)、「Nゲイン・ブースト」(N Grin Boost)と呼ばれる一時的な出力アップ機能を用いた場合は650ps(478kW)に達する。0-100km/h加速は、3.4秒(Nゲイン・ブースト)でクリアするという俊足ぶりだ。また、一充電あたりの航続距離は561km(WLTCモード)で、最高速は260km/hとなっている。



イメージ・カラーは水色のパフォーマンスブルー

設定されるボディ・カラーは「アトラスホワイト」、「パフォーマンスブルー」、「エコトロニックグレーパール」、「サイバーグレーメタリック」、「アビスブラックパール」、「ソウルトロニックオレンジパール」、「アトラスホワイトマット」、「パフォーマンスブルーマット」、「エコトロニックグレーマット」、「グラビティゴールドマット」の全10色。



価格は858万円。
 
なお、販売開始に伴い、2024年6月5日(水)から「ヒョンデ・カスタマー・エクスペリエンス・センター横浜」(CXC横浜)で、車両展示に加えて、Nのモータースポーツ関連の取り組みやNパフォーマンス・パーツの展示を行う「N Space」を開設。ここでは試乗予約や購入相談も可能だ。また、「ヒョンデ・シティストア名古屋」、「ヒョンデ・モビリティ・ラウンジ京都四条」でも同じように「N Space」が展開されている。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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