2025.10.25

WATCHES

軽快な装着感も魅力!行楽や旅行にも最適なパテック フィリップ 年次カレンダー・トラベルタイム 5326G

アントラサイト・カラーの文字盤は、ヴィンテージカメラの外装を彷彿とさせるわずかにざらつきのあるテクスチャー。

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猛暑酷暑の夏が去り、風はすっかり秋色。エンジン時計委員のうち複数名が、年後半に長めの海外休暇もしくは取材に出るという。ならば、と今月は「旅」をお題に自ら手に入れたい、あるいはお薦めの一本を選んでもらった。

凝縮感と重厚感、そして軽快感を堪能できる

先日、久しぶりに腕に乗せる機会があった“5326G”。パテック フィリップが1996年に発明し特許を取得した「年次カレンダー」と、カラトラバ・トラベルタイム 5134で2001年に実用化した「トラベルタイム」の両機構を統合させたムーブメントを搭載する画期的なモデルだ。

自動巻き。ケース直径41mm、3気圧防水、パワーリザーブ最大48時間。1321万円

曜日、月、日付、現地時刻・出発地時刻とそれぞれの昼夜表示、そしてムーンフェイズまで備える。複雑機構を結集した小宇宙のような凝縮感と、ホワイトゴールド・ケースに質感の高いブラック・グラデーションの文字盤を組み合わせた重厚感が堪能できる、旅好き憧れの一本。

アントラサイト・カラーの文字盤は、ヴィンテージカメラの外装を彷彿とさせるわずかにざらつきのあるテクスチャー。

ケースの厚みが11.07mmであるため、軽快な装着感も味わえることに改めて感服した。同社の時計は、ある程度長い時間身に着けることでその魅力と実力がよくわかる。

ケース側面にクルー・ド・パリ・ギヨシェ装飾を施す。

自宅などでくつろぎながら異国に思いを馳せるアームチェアトラベル含め“浪漫飛行”のパートナーには最適だ。リュウズで第2時間帯を含む時刻調整ができる操作性と、注射器型の2つの時針の視認性も素晴らしい。

問い合わせ=パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター Tel.03-3255-8109

文=数藤健

(ENGINE2025年11月号)

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