ステランティス・ジャパンはプジョーの人気コンパクト・ハッチバックの208シリーズに、最新のハイブリッド・パワートレインを搭載した「プジョー208GTハイブリッド」を追加した。
日常に溶け込むフレンチ・コンパクト
現行の208シリーズは、プジョーの洗練されたデザインと、ブランド独自設計のi-Cockpitによって、視認性・操作性・快適性を高める先進的なドライビング空間を提供してきた。充実した運転支援機能も相まって、日々の運転に走る歓びをもたらす上質なコンパクト・カーとして、幅広いユーザーから支持を集めている。

心臓部に新たに搭載されるのは、最新世代の1.2リットル直列3気筒ガソリン・ターボ・エンジンと、電動モーター内蔵6段デュアル・クラッチ式トランスミッションを組み合わせた48Vマイルド・ハイブリッド・システムだ。

システム出力は110psと控えめながら、軽量なボディに合わせたチューニングが功を奏し、軽快な走りを実現している。
電動モーターのアシストは、発進停止時の振動を抑制し、低速からの力強いトルクの立ち上がりと共にスムーズで心地よい加速をもたらす。走行状況によっては、約30km/hまで電気のみでの走行が可能だ。
特筆すべきは、信号待ちの多い市街地走行における燃費性能である。1時間あたり約50%はエンジンを使用しない状態となり、実用燃費を飛躍的に向上させる。0.9kWhの48V駆動用バッテリーは、決して大容量ではないが、日常使用において十分な電力を供給し、ガソリン・エンジンと絶妙にコンビネーション。
WLTCモードでの燃費は22.4km/リットル。市街地モードでは16.8km/リットル、郊外モードでは24.8km/リットル、高速道路モードでは24.4km/リットルとなる。

エクステリアには、新しいボディ・カラーが用意される。2024年10月に新色として登場した“アゲダ・イエロー”、208には初採用となる“オケナイト・ホワイト”、そして“ヴァーティゴ・ブルー”と“エリクサー・レッド”の4色だ。いずれもプジョーらしい鮮やかな色彩で、街中でひときわ目を引く。
ブラック・ダイヤモンド・ルーフとの組み合わせでデュオ・トーンとなるエクステリアは、コンパクトな車体に洗練された表情を与え、208の個性をさらに際立たせる。

室内に足を踏み入れれば、プジョー独自設計のi-Cockpitが出迎える。革巻の小径スポーツ・ステアリング・ホイールとパドル・シフト、3Dデジタル・ヘッド・アップ・インストルメント・パネルが、ドライバーとの一体感を生み出す。
10インチ・タッチ・スクリーンAppleのCarPlayやAndroid Autoにも対応。スマートフォンのワイヤレス・チャージャーも標準装備され、現代のドライバーが求める利便性を満たす。

シートはファブリックとテップ・レザーのコンビネーションで仕立てられており、運転席と助手席にはハイト・アジャストも装備。最適なドライビング・ポジションを確保できる。
インテリアのアンビエンス・ランプは8色から選択可能で、夜間のドライブに彩りを添える。オート・エアコン、自動防眩ルーム・ミラー、6:4分割可倒式リア・シートなど、日常使いに必要な装備も抜かりなく揃う。

価格は389万円。
文=ENGINE編集部
(ENGINE Webオリジナル)