2025-26秋冬は、100万円以下の腕時計が“当たり年”と言っていいほど充実。ENGINE編集部、時計担当・数藤が選んだハイコストパフォーマンス・ウォッチ7選を短信紹介。
ベル&ロス「BR-X3 BLUE STEEL」

ベル&ロスの「BR-X3 ブルー スティール」は、航空宇宙の世界からインスピレーションを得た新作。スティールと深みのあるブルーを融合した機能美あふれるデザインを纏う。ストラップはオープンワークのラバー。
自動巻き。ステンレススティール、ケースサイズ41mm、100m防水、パワーリザーブ約70時間、97万9000円。チタンケースのBRX3ブラック チタニウム(124万3000円)も展開。
タグ・ホイヤー「カレラ アストロノマー」

タグ・ホイヤー 「カレラ アストロノマー」は、ムーンフェイズを現代的に解釈したモデルだ。タイムレスなエレガンスを漂わせる、サンレイ加工サテン仕上げを施したシルバーダイアルを採用。中央6時位置のカウンターは、月の満ち欠けを精緻に表示する独創的な回転式ムーンフェイズディスクを備えている。
自動巻き。ステンレススティール、ケース直径39mm、100m防水、パワーリザーブ約50時間、ブレスレット、69万8500円。レザーストラップを装着した限定モデルは67万1000円。
チューダー「1926 ルナ」

チューダーの「1926 ルナ」は、ブランド初のムーンフェイズ。6時位置には、面取りによって磨き上げられた縁に囲まれ、夜空に隠れた月を表現する“ファントムムーンライトゴールド”のディスクを備えるムーンフェイズ・インジケーターを配している。
自動巻き、ステンレススティール、ケース直径39mm、100m防水、パワーリザーブ約38時間、ブレスレット、38万600円。ブルーのダイアルもラインアップする。
ロンジン「スピリット パイロット フライバック」

1930年代からの同社クロノグラフの系譜に連なるロンジンの「スピリット パイロット フライバック」。双方向回転ベゼルは、回転システムを改良し初めてカウントダウン表示を搭載。手巻き、小径、薄型ケースも特徴だ。
手巻き。ステンレススティール、ケース直径39.5mm、10気圧防水、パワーリザーブ約68時間、ブレスレット、77万7700円。
ファーラン・マリ「ディスコ・ヴォランテ ディスコ・ヴェルデ」

今秋、日本に上陸したのが2021年に創業したスイス・ジュネーブの新進気鋭ブランド、ファーラン・マリ。「ディスコ・ヴォランテ」は“空飛ぶ円盤”の名称通りのユニークな円形ケースに、ブゾー社製手巻きムーブメントを搭載。ブラック、ブルー、ブラウンの文字盤も用意される。
手巻き。ステンレススティール、ケース直径38mm、5気圧防水、パワーリザーブ約42時間、ストラップ、55万7700円。
レイモンド ウェイル「ミレジム 35 スモールセコンド」

レイモンド ウェイルの「ミレジム 35 スモールセコンド」には、アクセサリー感覚でも楽しめ、オールシーズンで快適な装着感をもたらす5連ブレスレット仕様が追加された。相変わらずリーズナブルな価格も魅力的だ。
自動巻き。ステンレススティール、ケース直径35mm、5気圧防水、パワーリザーブ約41時間、ブレスレット、36万3000円。
シチズン「カンパノラ コスモサイン oomiya 限定モデル」

シチズン「カンパノラ コスモサイン oomiya 限定モデル」はオーロラへの憧憬を時計に表した。太陽風(太陽フレア)によって地球の極地方で見られる、自然現象のオーロラをデザインテーマにした特別な文字盤となっている。oomiya和歌山本店で限定38本を販売。
クォーツ。ステンレススティール、ケース直径45mm、日常生活用防水、39万6000円。Vixen製オリジナル天体望遠鏡も付属。
文=ENGINE編集部
(ENGINE2025年12月号)