2026.06.25

CARS

V8エンジンを1万rpmまで回す衝撃の凄まじさ|自動車評論家の大谷達也がランボルギーニ・テメラリオほか5台の注目輸入車にイッキ乗り

大谷達也さんが試乗した5台の輸入車のインプレッションを紹介!

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2026年上半期イチオシのニューモデル33台にそれぞれ5人のジャーナリストが試乗した、計165本のインプレッションを順次公開している恒例の「エンジン・ガイシャ大試乗会」のリポート。今回は自動車評論家の大谷達也さんが試乗した、5台のインプレッションを一挙紹介!

ベントレー・コンチネンタルGTCマリナー「特別な空気が漂う」

まあ、ベントレーという存在そのものが人生のご褒美といって間違いありませんよね。大量生産で経営を成り立たせている多くの自動車メーカーとは異なり、いまなお手作りにこだわる数少ないラグジュアリーカー・ブランドのひとつがベントレーなのですから。



しかも、試乗車のコンチネンタルGTCはベントレーのなかでもひときわラグジュアリーなマリナー仕様。アイボリー系のレザーと石のような模様が浮かぶウッドの組み合わせは、本当のゼイタクを知るベントレーだからこそできるセンス。しかも、それらがすべてハンドメイドなのだからたまりません。そこには機械で作られたインテリアでは決して生み出せない特別な空気が漂っているようでした。

試乗会当日は爽やかな冬晴れ。コンチネンタルGTCのソフトトップを畳んで海沿いの西湘バイパスを流せば、まるで大型ヨットでクルージングしているかのようなゴージャスな気分を味わえました。これこそクルマ好きにとって最高のご褒美というべきものでしょう。

シボレー・コルベット3LTクーペ「往年のアメリカン・テイスト」

C8とも呼ばれる8代目コルベットがミドシップ化されたことは皆さんもご存じのとおり。「それじゃあヨーロッパ製スーパースポーツと変わり映えしないじゃん」という懸念を抱くアメ車ファンも少なくなかったでしょうが、ここでシボレーは「だったらC7以上にアメリカンなコルベットをつくって見せようじゃないの!」と意気込んだのか、ベーシック・グレードのC8はC7を上回るくらいゆったりとした乗り心地で、往年のアメリカン・テイストを満喫できます。



それでいながらワインディング・ロードでは正確なハンドリングを披露してミドシップらしい素性のよさを見せつけてくれるのですから、言い古された表現ながら「ジキル博士とハイド氏」のたとえがピッタリです。

とはいえ、C8の最良の一面はアメリカ大陸横断のようなロング・ツーリングでこそ発揮されるはず。ワインディング・ロードで見せるシャープな走りを敢えてひけらかすことなく、C8でロング・ツーリングに出かけるなんて、まさに人生のご褒美そのものじゃありませんか!

ランボルギーニ・テメラリオ「ウラカンに負けない破壊力」

見た目は典型的なウェッジシェイプですが、乗った印象はウラカンとは大きく異なっています。なにより嬉しいのが真横から斜め後方にかけての視界が改善されたこと。おかげで安心して車線変更ができるようになりました。


 
キャビンもずいぶん広くなって、シート後方にはジャケットやバッグだって積めます。おかげで日常的な使い勝手は大きく向上していました。

でも、本当の進化はそのパワートレインにあります。V8ツインターボエンジン+3モーター式ハイブリッドがもたらす速さは、ウラカンに積まれていた自然吸気式V10とは比べものにならないほど。巷で言われている官能性にしても、テメラリオのV8エンジンを1万rpmまで回したときの衝撃はウラカンのV10に負けないくらいの破壊力があります。

そしてモーターによるトルクベクタリングが「安心のドリフト走行」を可能にしてくれるのだからたまりません。「スーパーカーを操る」という人生のご褒美をテメラリオで手に入れてみるのは、いかがでしょうか?

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