2026.08.22

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【Watches and Wonders Geneva 2026】“時計の都”ジュネーブ躍動!(現地の様子をレポート)

来場者が増え賑わいを見せていたW&WG 2026

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新作が発表される春の一大イベントであるウォッチズ・アンド・ワンダーズ・ジュネーブ(W&WG)が2027年4月5日から11日開催されることが発表された。今回は、2026年4月に開催されたW&WG 2026の現場に向かった編集記者のレポートをお届けする。

2026年4月14日から20日まで開催された世界最大級の時計の祭典

春の訪れと共に時計の都ジュネーブは、「ウォッチズ・アンド・ワンダーズ」で盛り上がる。かつてのスイス2大時計見本市「バーゼルワールド」と「SIHH(ジュネーブサロン)」の流れを汲み、2020年にオンラインでスタート。来訪者を迎えるサロン形式での開催は今年で4回目となる。



会場は空港隣接のパレクスポで、約7万5000平方メートルの広大な床面積を誇る。今年はウォッチズ・アンド・ワンダーズ ジュネーブ財団(WWGF)に参画するロレックス、リシュモングループ、パテック フィリップ、シャネル、エルメス、LVMHグループほかの65ブランドが出展(前年比+5)。新たに、SIHHには永年参加していたオーデマ ピゲや、日本のクレドールなどが加わり、H.モーザー&Cie.とフレデリック・コンスタントはブースを拡張した。過去5年で出展ブランド数はほぼ倍増している。



来場者は7日間で約6万人。後半3日間の一般公開日のチケットは約2万5000枚を販売(ともに前年比+9%)、ジャーナリストやリテーラー(小売業者)も来訪者増と、不安定な世界情勢をものともしない盛況を見せた。



往年の見本市は商談や取材の場=“プロフェッショナル”向けであった。しかし、W&WGはあらゆる来場者に向けたダイナミックな体験空間へと進化を遂げている。会場内では、新作や限定モデルの公開に加えて職人との交流、製作実演、若者や子どもをも対象にしたワークショップなど多彩なプログラムを日々展開。例えば、中世から現代に至るまでの目覚まし時計の歴史と用途を紹介する特別展「Wake Up!」は、カフェも併設され人気を集めていた。



会期中は、ジュネーブの街全体も時計文化を体感できる舞台へと変貌する。今年は無料の文化プログラムとして「モントルー・ジャズクラブ」による音楽イベントや、小売店、文化施設、時計ブティックの連携によるさまざまな展示・講演・催しが市街地や水辺で実施された。



W&WGは、時計愛好家や顧客のエンゲージメント向上や、時計産業・文化の新たな担い手の育成、時計製造における卓越した技術と伝統の継承も視野に入れている。もちろん、地域経済や観光・輸出産業の振興にも大いに寄与している。時計の都の華やかな春の祭典。一度、訪れてみてはいかがだろう。

文=数藤 健、写真=WWGF、Web編集=齊藤優太

(ENGINE2026年7月号)

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