エンジン恒例企画、新車で買えるクルマ100台のランキング2026年版。47名のモータージャーナリストとエンジン編集部員、そしてEPC(エンジン・プレミアム・クラブ)会員、さらに今年はウェブでの投票も加わって、2026年の今、本音で買いたいと思う20台のマイ・ベスト・カーにポイントをつけて投票した新車で買える注目の100台を選んだ。
総合9位は2年連続でHOT10以内に入っている小さな巨人。唯一無二の存在感により22名のジャーナリストがマイホット20に選んだ。
第9位! スズキ・ジムニー 193pt
22名の選考委員から名前が挙がったジムニーを、私と同じく1位に選んだのは吉田由美さん。「このタフなギアを、色々な風景の中でカジュアルに乗るのは、最高にお洒落! 世代や性別を超えて愛されるアイコニックな存在は、ガレージにあるだけでワクワクすること間違いなし!」と、まさにその通り。その魅力の高さ「マイHOT20からポルシェを落として入れた」という塩澤則浩さんのひと言で伝わるはずです。

実際に「輸入車好きでも気にしないわけにはいかない」と吉田拓生さん。「ずっと前から気になっていて、一度は買いかけたという永野正雄さん。「新井家の有力愛車候補」という新井一樹さんなど、食指が動きかけている方も多いんですよね。
「健全な大人のおもちゃにして、永遠のセカンドカー候補」と関 耕一郎さん。「セブンとペアでサポート・カーとなってもらい一緒に各地のサーキットを回るのが理想」と上田純一郎さん。「ロードスターと並べて持ちたい1台」と桐畑恒治さんがおっしゃるように、ボディサイズ的にもセカンドカー需要が多いのも特徴。多くの方が「小さいけれど」という枕詞をコメントしていました。

「小さい」の後に続くのは「本物のオフローダーのメカを備え、悪路走破性は世界トップレベル」と森口将之さん。「本格四駆という、昔から保たれ続けている基本が、日本の軽自動車規格とフィットしている」と田中誠司さん。「世界で唯一無二のマイクロ・オフローダー」と佐野弘宗さん。「ドイツの森林警備隊も使っている」という菰田 潔さんを始め、間違いなく皆さん同意見のオフロードサバイバル性能の高さです。
「昨年、豪雪の北海道で、留寿都→札幌→旭川を強行。頼もしい相棒でした」と斎藤 聡さん、「普段からこの車に乗って冬の東北や北海道へ行きました」とEPC会員のTOMIさんら、その頼もしさを実感されている方も。一方で、浅石祐介さんの「実際に山道は走らなくても、走れる性能を有する、ということに価値がある。男子はいつまでもそういうスペックに惹かれてしまう性分なんです」というのも至極納得です。

「昨秋のマイナーチェンジでACCも備わり、ロングドライブの対応力も引き上げられた」と渡辺敏史さん。「コンパクトボディに高い走破性が詰め込まれ、“実用性”使いから“カスタマイズベース”まで」と佐藤久実さん。「ゆっくり走りたくなるクルマ。そんな存在は今の時代、意外と少ない」と佐藤玄さんが言うように、独特の世界観を持ちつつ、「日常での使い勝手も向上。オマケに世界唯一の本格コンパクトオフローダーがこの価格で買える幸せ」と小沢コージさんが言うように、コスパも最高。
「個人的にはMT仕様の一択」と河村康彦さん。「6MTを操っているだけで幸せになれる」という山田弘樹 さんのようなMTこだわり派もいれば、3/5ドア派、軽派と、それぞれが好みで選べるのもいいですね。
「人の生活と生命を守るという意味ではランクル並みの貢献をしているはず。スズキの良心」と大谷達也さんもおっしゃるように日本の誇りだと私も思います。世界にはジムニーでしか行けない道があるんですから。
文=竹岡 圭 写真=阿部昌也
■スズキ・ジムニースズキ・ジムニーXC 全長×全幅×全高=3395×1475×1725mm。ホイールベース=2250mm。車両重量=1060kg。658cc直3DOHCターボは最高出力64ps/6000rpm、最大トルク96Nm/3500rpmを発生する。5MTと4ATが用意される。4輪駆動。車両本体価格216万400円。
■スズキ・ジムニー(シエラ、ノマド含む)には22人のジャーナリストが投票吉田(由)20pt+竹岡20pt+山田17pt+関13pt+小沢13pt+渡辺12pt+上田11pt+桐畑10pt+浅石10pt+田中10pt+森口9pt+塩澤8pt+佐藤(玄)7pt+佐野7pt+河村5pt+吉田(拓)4pt+菰田4pt+斎藤(聡)3pt+大谷3pt+佐藤(久)1pt+新井1pt+永野1pt+EPC3pt+Web1pt
(ENGINE2026年9・10月号)