2024.02.04

CARS

ランドナーとロードレーサー、2台の自転車で旅の喜びを知った小学生は、長じて愛するクルマ2台持ちを続け、今また人生をギア・チェンジする旅を模索する! そのエネルギーの源とは?

愛車のアルファ・ロメオ・ジュリエッタ(2014)とマセラティ・ギブリ(2014)のオーナーの是永さん。

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好事家たちの隠れ家を

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デルタとグランデプントの2台体制は、結婚したことで加速する。奥様用にと2代目ランチア・イプシロンもやって来たのだ。これで見事イタリア車3台持ち。しかし……。

「デルタを保管のため屋根のある車庫に入れるようにしたら乗る機会が減って。結局後輩に譲ることにしました。実は彼は今も持っていて、あまり乗ってないから、どうにか取り戻そうと思っているけど(笑)」

でも結局グランデプントがギブリになり、奥様へのクリスマス・プレゼントとしてイプシロンがジュリエッタになり、家族が増え、移動用にシトロエンC4ピカソがやって来たりで、クルマが入れ替わりつつではあるけれど、3台持ちは続いている。

愛車たちを斜め上から眺められる是永さんの書斎。奥に見える母屋の廊下からだけでなく、ガレージ左のシトロエンC4ピカソ(車検で不在)のためのスペースの横の、はしごを登ってもアクセスができる。ここを訪れる好事家たちは秘密の隠れ家感を喜び、皆はしごを登るのだとか。少し天井は低くなっているがアプローチの回廊および玄関の上を利用しているので空間の無駄もなく、ガレージと書斎がきちんと仕切られているから空調もよく効き居心地がいい。

その後、念願のガレージハウスも縁があり建てられることになった。是永さんのイメージはかつて通い詰めたギャラリー・アバルト自動車美術館。規模は違うが、クルマの見え方や意匠、好きものが集うための空間造りにこだわった。一見母屋の存在が分からないところ。細長く何かを期待させるエントランス。見事に思いは実った。レンガや壁の色はイプシロンの車体や内装と同じに、と建築家に依頼したという。

是永さんはまもなく、また人生のギアをチェンジするそうだ。まだ見ぬ道と、まだ見ぬ景色を求め、自分の本当に好きな、クルマでのロング・トリップを海外で計画中なのだ。一時はシベリア横断も考えたが、さすがに現状では厳しく、思案している行き先は南米やモンゴル。無事戻った暁には、きっと今日のようにまた時間のことなど忘れて、クルマと旅の話をしてくれるに違いない。

文=上田純一郎(ENGINE編集部) 写真=岡村智明 協力=カークラフト

(ENGINE2023年2・3月号)

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