2019.03.23

CARS

VWの新しいクロスオーバー登場! 流行りのグランド・ワゴン・スタイル

〔ライフスタイル編#08〕Volkswagen Passat Alltrack /フォルクスワーゲン・パサート・オールトラック

ウェルカム! 西川淳

パサートに限らず全てのVW車に言えることだけど、いつでもどこでも、誰とどんな風に乗っても、ウェルカムな感じがする。門戸が広いというか、易々と受け入れられている感じがするというか。大衆ブランドだから当たり前だ、と思われるかも知れないけれど、ボクはVW以外にそういう感じにさせてくれるジェネラル・ブランド車に出会ったことはない。


トヨタ車でもホンダ車でも、そんな風に思ったことなどないのだった。で、このパサート・オールトラック。流行りのグランド・ワゴン・スタイルだから、少しはスペシャルな感じがするのかと思いきや、全くもってフツウだった。パサートらしい、というかモダンVWらしく走ってくれる。ここでいうモダンVWらしさとは、全域に渡って軽々しいこと。軽薄ではない。軽快。それでいて一体感と安心感がある。薄着でも安心という感じ。これは他のブランドにはないもので、良い意味でのカジュアルさがいつもウェルカムなライド・フィールとなって現れているのかも知れない。あと、めちゃくちゃ駐車しやすいんですよ!


機能性を突き詰めている 小川フミオ

自分のなかに"男の子"がいることを意識させてくれるクルマだ。クルマの絵を一所懸命に描いていた幼稚園の頃の自分だったら「これがクルマだよね」と言うだろう、本当に真っ当なパッケージングがパサートの魅力だ。とくにクルマの機能性を突き詰めたといえるヴァリアントは、つねに私の心にひっかかる。


2018年暮れに日本導入されたオールトラックは、これガソリン?と思うほど静かでスムーズな回転マナーの2ℓディーゼル・エンジンに、最新世代のハルデックス製「4MOTION」全輪駆動システムを搭載している。先日雪上で乗ったら、そこでもじつにスムーズで安心できるドライビングが楽しめた。改めてオールマイティぶりに感心した次第だ。639ℓと大容量の荷室は強力な武器だ。オーバー・フェンダーなどの細部処理もSUV的ポテンシャルを強調していて好ましいではないか。ベース・モデルより30㎜車高が上がっているというが、乗り心地に影響は出ていない。ブラックの塗色などがスタイリッシュだ。


気に入りました。広くて、安心。外観もスッキリしたカッコいいデザインです

〔読者コメント〕
ディーゼルで乗り心地がいい。東京~大阪ぐらいの遠出も楽しく出来そう。(湯浅公正さん)
広々とした車内と静粛さにつきる。長距離移動に最適。(丹羽克久さん)
がっしりとしたドイツ基準のボディがいい。(三繩将丈さん)
頼れるファミリーカーのメートル原器。これだけ個性の強いクルマたちにまざっても質実剛健さがキラリと光るドイツの良識車! デザインもモダンになってます!(池田達哉さん)
真面目一本やりと思われるけれど、実は楽しく長く付き合えるのはこのクルマ。(熊崎修平さん)
最高の普通。(山野 平さん)
気に入りました。広くて、安心。外観もスッキリしたカッコいいデザインです。(乃美貴代美さん)
スノー・タイヤで、これだけスポーティな走りができるとは! 特に制動力抜群!(高橋晃一さん)


フォルクスワーゲン・パサート・オールトラックの解説&走行動画はこちら

パサート・ヴァリアントの車高を上げ、VWの新しいクロスオーバーとして登場したパサート・オールトラック。日本仕様は2リッター直4ターボ・ディーゼルとハルデックスカップリング式4WDを組み合わせたTDI4MOTIONのみとなる。2リッター直4ターボ・ディーゼルは最高出力190ps/3500~4000rpm、最大トルク40.8kgm/1900~3300rpmを発生、6段DSGを介し4輪を駆動する。トランクの最大荷室容量は1796リッターにも及び、スキーやキャンプなどアウトドア・スポーツなどにうってつけのワゴンだ。全長×全幅×全高=4780×1855×1535㎜。ホイールベース=2790㎜。車両重量=1680㎏。車両本体価格=509万9000円。

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写真=柏田芳敬(メイン)/神村 聖(サブ)

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