2019.10.26

LIFESTYLE

グローブ・トロッター、新時代のトラベルケース その名はエアロ!

最先端素材のカーボン・コンポジットを纏った、グローブ・トロッターの新作が登場。 歴史ある名門は〝未来〞を目指し、旅を続ける。
素材には人工衛星やロケットなどに使用される最先端素材"カーボン・コンポジット"を採用、高強度、高弾力、超軽量の特性を併せ持つ。写真は「エアロ 4 キャビンケース」28万8000円。


1897年に英国で創業したグローブ・トロッターは、当時の最先端素材ヴァルカン・ファイバーをトラベルケースに採用し、その名を世界に知らしめた。そうした進取の伝統は、今回の新作にも受け継がれ、さらなる技術革新とともに、熟成進化を遂げたのである。


「AERO(エアロ)」と名づけられたこの新コレクションでは素材の開発から取り組み、東レ・カーボンマジック社の技術協力により革新的なカーボン・ファイバー・コンポジットである「エアロ・カーボン」を生み出した。高強度と高弾力性を併せ持ち、トラベルケースに求められる要件を高次元で満たす。その技術は世界特許を申請中だ。


マットブラックのカラーは、遠目からはカーボンを意識させないが、近寄れば独自のパターンが際立つ。この控えめな演出が男心をくすぐる。さらにアイコニックなデザインを踏襲しつつ、ウッドハンドルを組み合わせ、モダニティとクラシックを融合する。


今回のプロジェクトでは、デザイン・エンジニアリング・ディレクターとして吉本英樹氏を招聘。ブランド初の四輪を実現するなど、航空宇宙工学を専攻し、工学やアート、ファッション等のクリエイティビティで注目を集める吉本氏の辣腕が存分に発揮された。


もし創業者デヴィッド・ネルケンが現代に新たなトラベルケースを作るとしたらという発想からプロジェクトは始まり、それは宇宙旅行も視野に入れたに違いないという結論に至った。この出来栄えには本人もきっと満足しているに違いない。


高強度と高弾力性を併せ持つカーボン・コンポジットは、人工衛星やロケットなど宇宙工学で使用される。トラベルケースへの導入に当たっては、東レ・カーボンマジック社の技術協力を得て独自の「エアロ・カーボン」を開発した。
ボディに備えたレザーハンドルに加え、伸縮するハンドルのグリップにはウッドを採用し、ハイテク素材と天然素材のコンビネーションが映える。コーナーパッドにはPVCを用い、メタルリベットもより現代的なテイストでリデザインされた。
蓋状になったトランクリッドのケース構造から四輪トロリーの装着はこれまで難しかったが、構造変更や補強によって強度や耐久性を確保し、ブランドでは初採用した。これにより軽快な取り回しを実現し、旅での行動半径がさらに広がった。


3つのバリエーションで登場!

独自に開発したカーボンシェル"エアロ・カーボン"で作られる新世代のトラベルケース。コーナーの補強やリベット留めといった伝統的なスタイルながら、PVC素材やTSAロックの採用など現代的なアレンジを加えている。ブランド初となる四輪モデルも展開。


エアロ 4 キャビンケース[39×55×17.5㎝] 28万8000円
エアロ 2 キャビンケース[39.5×57×17.5㎝] 27万8000円
エアロ 4 スーツケース[55×79×24㎝] 34万8000円※2020年発売予定。


◇問い合わせ先/グローブ・トロッター 銀座
Tel.03-6161-1897
  https://jp.globe-trotter.com/aero/ 

写真=岡村昌宏 文=柴田充 構成=小林尚史(ENGINE編集部)
撮影協力=新宿パークタワー
車両協力=アストンマーティンジャパン Tel.03-5797-728

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