過去13年間分の雑誌記事をWEBで再掲載している連載です。毎週水曜日12時更新。
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中古車にとって厳しいニッポンの夏。しかし44号車はまったく問題なし。外気温計が41度を表示するような猛暑日に、首都高速の大渋滞にハマっても水温計は90度を指したままピクリともしない。17年を経過した走行距離6万3000kmのクルマにしては素晴らしいコンディションと言えるだろう。ちょうど1年前、16年落ちの3万4000kmで編集部にきた44号車。この1年でほぼ同じ距離を走った。そのせいか3ℓ直6SOHCエンジンはやっと目が覚めた感じ。吹け上がりがスムーズになった。欧州では走行50万kmのタクシーを見かけるというW124。まだまだこれからだ。来月は車検です。
文=荒井寿彦(ENGINE編集部)
■44号車/メルセデス・ベンツ300TE
MERCEDES-BENZ300TE
購入価格:168万円
導入時期:2008年9月
走行距離 3万4570km+2万9000km
2008年にENGINE編集部は「長期テスト44号車」としてメルセデス・ベンツ300TE(1992)を購入。1984年にデビューしたこの124型は「消耗部品をちゃんと交換していけば新車同然の状態で長く使える」と言われた名車で、それを検証すべく連載スタート。購入時の走行距離が3万4000㎞だった44号車は、12年後の2019年に走行距離30万キロを突破し、いまだ現役です。
(ENGINE2009年10月号)
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