2020.03.19

CARS

フェラーリ ポルトフィーノ × 五味康隆 「エンジン音が素晴らしい!」

ENGINE4月号は『ENGINE輸入車大試乗会2020』。人気のジャーナリストが、2020年話題の輸入車をどう見て、触って、乗って、感じたのかをスペシャル動画でお伝えします。

フェラーリ ポルトフィーノとは、どんなクルマ?

フロント・ミドシップ搭載のV8とリア・トランスアクスルという基本レイアウトをカリフォルニアから受け継ぎながら、見事なまでの変貌を遂げたポルトフィーノ。イタリアの風光明媚な港町の名前をとった2+2クーペ・コンバーチブルは人気絶大で、世界中で需要に供給が追いつかない状態が続いている。コンフォート・モードにすればレイドバックしたのんびりドライブすら可能な柔軟性を備える。全長×全幅×全高=4590×1940×1320㎜。ホイールベース=2670㎜。変速機は7段自動MTのみ。車両価 格は2631万円(税込)。


五味康隆の意見! エンジン音が素晴らしい!

高い精度でバランス取りされた部品を精巧に組み上げたエンジンがドライバーに提供する吹け上がりの良さ、官能的な排気音、レスポンスの良さ……これらアクセル操作を無駄にしたくなるフェラーリらしい独創的な気持ち良さを、快適かつ開放的なオープン・ボディで堪能できること。これがポルトフィーノのほかにはない魅力だろう。



パッケージはFRとなるが、エンジンは比較的後方にマウントされており、見た目とは裏腹にフロントは軽快でノーズがスイスイと入り、旋回しやすい特性を持つ。追加操舵などもきっちり反応してくれ、ハンドリングに自由自在感がある。ルーフを閉めればボディはしっかりしており、連続するカーブなどでの意のまま感はさらに高まる。それでもハンドリングをとことん求める方は、少し軟派な印象も受けるだろう。しかしそれで良い。そういったハードな走りはミドシップの488スパイダーに任せているはずだから。官能的にゆったりと速く走るのにちょうど良いグランドツーリング色が好きな方にオススメ。


(ENGINE2020年4月号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement