時計ジャーナリストが選ぶ“これぞ”の1本! コロナ禍の影響で時計フェアは軒並み中止になったものの、魅力的な新作が数多く発表された2020年。その中から時計ジャーナリストが選んだ“本気で欲しい!”と感じた傑作モデルとは?
ハイコンプリケーションでも、シンプルな3針モデルでも、身に着けるものである以上、時計はルックスが良くてナンボだと思っている。うれしいことに、毎年の新作には魅力的なルックスを持った時計が必ず数モデルはあるのだが、2020年に発表されたシャネルの「J12 パラドックス」には、魅了されるどころか"心を鷲掴み"にされた。
2000年にブラックのセラミックケースをまとってデビューし、その3年後にはホワイトモデルを追加した「J12」。2019年、“何も変えずにすべてを変える”をコンセプトに、一見しただけでは変更点が分からないながらも、実は約70%ものパーツを変更するリニューアルを行なったが、誕生20年の節目となった2020年に発表したのは、誰の目にも新鮮なツートーン・デザイン。
もちろん、これまでもツートーンの時計は存在した。しかし、ダイアルとベゼルでの色変えなど、いずれも“想定の範囲内”であったことは事実だ。対する「J12 パラドックス」が示したのは、ケース、ベゼル、ダイアルをまたいでスパッと一直線にトーンを切り替えたアシンメトリーな意匠。ありそうでなかったツートーンの表現方法は、時計のデザイン表現が広がっていく可能性さえ感じさせてくれるものだ。
(ENGINE 2021年02・03月合併号)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
2024.07.20
CARS
クルマは「自由な時間をくれる相棒」という漫才師のオール巨人さん 愛…
PR | 2024.06.28
WATCHES
宇宙のロマンがここにある! 壮大なる宇宙の風景を表現する限定モデル…
2024.07.03
CARS
「プレジデントは愛人です」という俳優の寺島 進さん、43歳で買って…
PR | 2024.07.16
WATCHES
ザ・シチズンの100周年記念限定モデルの文字盤はなんと、藍染和紙!…
2024.06.29
LIFESTYLE
MASERATI GranTurismo × FENDI スタイリ…
PR | 2024.07.16
WATCHES
パテック フィリップは旅時計も超複雑時計も革新・進化を続ける! シ…
advertisement
PR | 2024.07.17
アバルト695の最後の限定車、「695 75°アニヴェルサーリオ」が350台限定で登場
2024.07.20
クルマは「自由な時間をくれる相棒」という漫才師のオール巨人さん 愛車は5リッターV8マニュアルの素敵なBMW Z8
2024.07.03
「プレジデントは愛人です」という俳優の寺島 進さん、43歳で買って17年を共にした愛車が工場入り 動かなくなっても持ち続けるという言葉がジンとくる
2024.07.10
500馬力のスーパースポーツよりマツダ・ロードスターのほうが上の理由とは? モータージャーナリストの斎藤慎輔がズバリ指摘するND型ロードスターの魅力
2024.07.18
アウディA4がフルモデルチェンジ A5に改名した理由や、一新された外観や進化した中身を解説