2022.02.18

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時計ファンの聖地「ISHIDA新宿」で”触れて知る”ブランドの魅力と傑作時計 vol.4 「ブレゲ」篇

腕時計の名店として知られる「ISHIDA新宿」が、約50もの取り扱いブランドのなかから、イチ押しのブランドとその魅力を紹介する本企画。今回取り上げるのは、19世紀に活躍した天才時計師の時計製作技術と精神性を現代に伝えるブランド、ブレゲ。複雑機構に加え、芸術的な仕上げでも時計ファンを惹きつける、ブレゲの魅力を探っていく。

高い芸術性を示し続ける世界5大高級時計ブランドのひとつ

1775年、フランス・パリのシテ島に自身の工房を構え、トゥールビヨンやパーペチュアルカレンダーをはじめとする数々の複雑機構を発明した天才時計師アブラアン-ルイ・ブレゲ。これらの機構を組み込んだ革新的な懐中時計は当時、フランスのみならず欧州各国の王侯貴族をも魅了したが、それから240年以上が経った今もなお、現代のブレゲはその傑出した時計製作技術はもとより、創業者の精神を継承した腕時計を作り続け、ファンの厚い支持を獲得し続けている。

そんなブレゲの魅力について「職人の卓越した技術力を前面に押し出した、クラシカルなデザイン」にあると指摘するのは、ISHIDA新宿でブレゲを担当する竹山聡さん。


竹山聡さん
「現在人気のコレクションは『マリーン』ですが、職人のこだわりが前面に出ている『クラシック』もお薦めです。個人的には、クラシカルでエレガントなこのコレクションを、あえてラフな服装で着けこなしたいですね」

「職人の高い技術力をとりわけ明確に表しているのが、ギヨシェ文字盤に代表される装飾です。ブレゲではこのギヨシェを手動旋盤によって施していますが、まるで機械で仕上げているかのように緻密で正確。長い修行を積んだ職人でないと生み出すことのできない表現となっているのです。そして、ブレゲを語るうえで避けて通れないのが機構。現在、私たちが着けている腕時計の多くが、初代アブラアン-ルイ・ブレゲが200年以上も前に開発・改良した機構を取り入れているのですが、こうした事実も、ブレゲが圧倒的な知名度を獲得するに至った重要な要素であり、ブランドの魅力だと考えます」


1786年頃にブレゲが発明して文字盤に取り入れ、今や多くのブランドが採用するギヨシェ。熟練の職人によるブレゲのギヨシェ彫りは実に精緻で、時計にエレガンスをもたらす。

現在、ブレゲでは「クラシック」をはじめ、「マリーン」や「トラディション」に「ヘリテージ」、レディースの「クイーン・オブ・ネイプルズ」など、多彩なコレクションを展開しているが、なかでも昨今注目されているのが「マリーン」。これは、アブラアン-ルイ・ブレゲが1815年に、フランス王国海軍マリン・クロノメーター製作者の称号を授与された栄誉に着想を得て1990年に誕生したコレクション。歴史的背景に基づいたタイムピースながら、近年人気のスポーティーエレガンスな佇まいでも支持を得ている。

「『マリーン』は幅広い方に使っていただけるデザインが魅力です。特に、ケース素材にホワイトゴールドを用いたクロノグラフモデルは、ラグジュアリーな雰囲気と質感を備えつつも、オン/オフ兼用で着用できる汎用性の高いデザインに仕上がっているので、指名されるお客様は多いですね」

一方でISHIDA新宿の地階には中古時計の専門フロア「BEST VINTAGE」も展開されている。ブレゲの時計も並んでおり、なかでも人気が高いのは「アエロナバル」や「トランスアトランティック」。1950年代にフランス海軍航空部隊のために開発されたパイロットウォッチをルーツとしており、現在の「タイプ XXI」や「タイプ XXII」に連なるモデルだ。


2021年9月にオープンしたばかりの中古時計専門フロア「BEST VINTAGE」。同じ店内でヴィンテージと最新モデルの両方に触れられるため、時計の温故知新も学べる。




他ブランドと比較すると本数は多くないものの、「BEST VINTAGE」では代表的な「クラシック」を中心にユーズドウォッチも並ぶ。

「これらのモデルを含め、BEST VINTAGEに並ぶブレゲの時計は、他のブランドと比べると少ないんです。ただそれは言い換えれば、ブレゲの時計を所有されている方が気に入っているから、いい時計だからこそ手放さないという解釈がでるんですよね」

天才時計師の叡智と美学、こだわりを宿すブレゲの腕時計。いずれのモデルも、まさに“これぞ一生モノの腕時計”と言えるだろう。

2月23日に待望のリニューアル  スケールアップするブレゲコーナー



ISHIDA新宿の4階で展開するブレゲのコーナーが2月23日、最新コンセプトの什器を取り入れてリニューアル。新しくなったコーナーは、複雑機構のみならず芸術性でも高い支持を得るブレゲらしい、落ち着いた空間に仕上がっている。特徴的なのは壁面に設置されたパネルで、ここに映し出されているのはブレゲの芸術性を象徴するギヨシェ彫り。竹山さんも「ギヨシェを大きく示すことで、お客様にもよりブレゲの高い技術力と芸術的センスをご理解いただけると思います」と話しており、これまで以上にブレゲの世界観を堪能できるようになっている。


「BEST VINTAGE」には過去のレアピースに出合えるチャンスもある。例えば写真のように、現行の「タイプ XXI」(左)とすでに生産が終了したパイロットモデルを並べて検討できるのも、ISHIDA新宿に足を運ぶ楽しみのひとつ。

◇ISHIDA新宿の詳しい情報はコチラ

竹山聡さんがブレゲの魅力を強く感じる傑作モデルはコレだ!

それぞれに際立った特徴を持つブレゲのコレクションのなかでも魅力的なのは、ブランドを代表する「マリーン」「クラシック」そして「タイプ XXI」。テイストは全く異なるが、高い技術力はもちろんそれぞれのモデルが持つヒストリーも楽しめる。


マリーン アラーム ミュージカル 5547
「現在では製作しているブランドがめっきり少なくなったアラーム機構なので、他の人と時計が被りたくない方におすすめです。腕に乗せて音を鳴らすと、ゴングを叩く振動が手首に伝わるので、人との会話を盛り上げるためのツールとしても最適。サイズは3針と同じ40mmですが、デザインバランスが良いのもポイントです」。自動巻き。18Kローズゴールドケース、ケース直径40mm、5気圧防水。475万2000円。


クラシック 7787
「表情のあるムーンフェイズや“グラン・フー”エナメルダイアル、そしてレトログラードのパワーリザーブなど、特徴的なエレメントをふんだんに盛り込んだ、ブレゲらしさを存分に感じられるモデルです。この『クラシック』をはじめ、『トラディション』『ヘリテージ』は“身に着ける芸術”ですね」。自動巻き。18Kホワイトゴールドケース、ケース直径39mm、3気圧防水。359万7000円。


タイプ XXI
「ブレゲの現行モデルのなかで唯一のステンレススティールモデルとなるのが『タイプ XXI』。ケース直径は42mmとやや大きめですが、このサイズを活かした迫力のあるデザインは視認性も高く、さらにグレーダイアルとアイボリーのインデックス組み合わせも過去モデルの面影を残しています」。自動巻き。ステンレススティールケース、ケース直径42mm、10気圧防水。165万円。

リニューアルを記念して2月23日から「ブレゲ・フェア」が開催

ISHIDA新宿では、ブレゲ・コーナーがリニューアルオープンする2月23日(水)から3月31日(木)まで「ブレゲ・フェア」を開催。期間中は人気の高い「マリーン」コレクションを中心に、通常よりも本数を増やして展開する。





2021年6月にリニューアルオープンした「ISHIDA新宿」。地上5つのフロアでは約50ものブランドを展開するとともに、地下1階ではヴィンテージウォッチ専門フロア「BEST VINTAGE」も展開。

『ISHIDA新宿』
住所/東京都新宿区新宿3-17-12
電話/03-5360-6800
営業時間/平日12:00~20:00、土日祝11:00~20:00 無休(年末年始を除く)
https://ishida-watch.com

文=竹石祐三 写真=岸田克法

(ENGINE WEB オリジナル)

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