2022.12.22

CARS

マレーシアでマセラティのドライビング・レッスンに参加した! MC20でセパン・サーキットを走る! 海外旅行で最高のドライビング体験を!!

エキサイティングなドライビング体験!

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マセラティが1999年から開催しているドライビング・プログラム「マスター・マセラティ」は、これまで主にイタリアのヴァラノサーキットで開催されてきた。しかしながら参加者は今や世界中から集まっているということで、いよいよアジアパシフィック(APAC)地域でも開催されることとなった。舞台はマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット。モータージャーナリストの島下泰久がリポートする。

MC20で走るセパン・サーキット!

今回は、その第1回開催に先立って実施されたメディア向けプログラムに参加してきた。

プログラムは座学からスタート。ドライビング・ポジション、ステアリング・ワークやペダル・ワークに始まり荷重移動、ライン取りなど、その内容はとても充実している。





続いての試乗はインストラクターが助手席に乗って直接指導するかたちを採る。最初に乗ったのはレヴァンテ・トロフェオ。最高出力590psを誇る重量級SUVでありながら、刺激的な加速はもちろんコントロールの醍醐味を存分に味わわせてくれた。オーナーなら、公道では実感しにくいその実力に驚喜するに違いない。

次に乗ったMC20にも改めて感心させられた。挙動はミドシップらしくシャープだがピーキーではなく、コントロールの幅が広い。「ネットゥーノ」エンジンもアクセル操作に対する追従性が良く、まさに意のままになる感覚。初めてのセパンを存分に楽しめた。

無論、それはインストラクターの的確な指導あってこそ。怖い思いをすることなく、持てる性能を引き出す歓びに浸らせてくれた。助手席からの指導は最初こそ緊張したが、ドライビングの細部に至る話ができるので、メリットは大きいと実感した次第である。

このAPAC版マスター・マセラティ、オーナーなら参加する価値は十分あると断言できる。セパンでの開催ということで走りの充足感が高いのはもちろん、日程にクアラルンプール観光も組み込めば、パートナーもきっと歓んでくれるに違いないからだ。

文=島下泰久



(ENGINE2022年12月号)

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