2023.03.10

CARS

KINTOのクルマで事故! 保険は大丈夫だったのか?!【GR86:エンジン編集部の長期リポート番外篇 #2】

エンジン編集部員ムラヤマがキントで乗っているGR86。左はキントのメニューにある旧車レンタカーのスープラだ。

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クルマが好きで好きで好きすぎて、エンジン編集部でアルバイトをしている大学院生のムラヤマがリポートをはじめた長期テストの番外編! 新車を買うには先立つものがないけれど、今、乗りたい。そう思い悩んでいた時に舞い込んだ、親友からの「キントでクルマをシェアしよう」という面白い提案。こうして思いがけずして、始まったGR86との日々。キントの契約で気になることの1つは、万一の事故。今回は、早くも実体験することになった事故と保険の顛末についてリポートする。

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その時は突然やってきた

長期リポート車のGR86と並んでいるのは、大先輩のトヨタ・スープラ(70型)。これは、なんとキントが提供しているレンタカー車両。新車のサブスクだけではなく、実は旧車も扱っている。という話を書こうと思っていたら、悲しいことにGR86がもらい事故に遭ってしまった。そこで今回は、事故の顛末を先にお伝えしようと思う。

昨年10月のある日、狭い住宅街で信号待ちをしていると、後ろから凄まじい勢いで近づく自転車がミラーに映った。その自転車はGR86の運転席側に回り込んで急停止すると、勢い余ってバランスを崩し、倒れてきたのである。ガコーン、という鈍い金属音が車内に響く。降りてみると、右の後輪付近とサイド・スカートに、凹みと傷が入っている。自転車の人に怪我がないのを確認して話をすると、少し前に私の車とすれ違ったそうだ。そのときに危ない思いをしたから注意しに来たのだと言う。

右側リア・クォーターの凹みは鈑金塗装を行った。

ところが、警察を呼びドライブ・レコーダーを確認すると、その人は最初、私から見て左側の車道を逆走していたことがわかった。相手の方はかなり感情的だったけれど、次第に落ち着き、最後には、逆走が悪かったと認めてくれた。修理費も、全額払ってくれることになり一安心。早速、手配を進めた。そのドライブ・レコーダーは納車時には装備していなかったけれど、万一のために、と思い自分で取付をしたものだった。いやぁ、後付けしていて本当によかった。

キント契約車の修理は、整備と同様に担当販売店で行う。修理期間中は、キントの保険に付帯しているレンタカー特約を利用して、代車も借りられるのだ。GR86の場合、日額1万5000円まで支払われるという。特に希望しなければ、トヨタレンタカーでクラウンやカムリなどが手配され、その場から乗って帰れるよう店に用意してくれる。しかし、日額の範囲内であれば自分で手配しても良いのだと聞き、せっかくの機会なので、別のレンタカー会社からメルセデス・ベンツC200ワゴン(205型)を借りて過ごすことにした。

首を長くして待つこと3週間、やっと修理が終わったという連絡を受けた。修理費は相手の方から預かっていたので、結局、キントの保険には代車費用のみお世話になった。気になる修理費用の総額は15万4704円。久々に対面したGR86はすっかりキレイになっていたけれど、理不尽なもらい事故に、心はまだスッキリしない。

ちなみにキントの保険では、たとえ自損事故など、自身に過失がある事故を起こしても、免責費用の5万円を自己負担するだけで直すことができる。それに、保険を使えば次から支払う保険料は高くなるのが一般的なのに、キントは保険を使っても、月々のサブスク料金は変わらない。もともと保険料が高額な若い世代にとって、キントは万一の時にも心強いサービスだったのだ。

さて、次こそ旧車の話をします!

文・写真=村山雄哉(ENGINE編集部)

■GR86
サブスク価格:5万3240円/月
導入時期:2022年6月
走行距離:8350km

(ENGINE2023年2・3月号)

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