2023.06.05

CARS

基本性能を大切にしたブリヂストンの新しいタイヤ、「ニューノ」とはどんなタイヤか?

「これが、ブリヂストンのニューノーマル」という謳い文句を掲げて登場した「NEWNO」(ニューノ)。高性能スポーツ・タイヤの「POTENZA」(ポテンザ)、タイヤに求められるすべての性能を高次元でバランスさせた「REGNO」(レグノ)、プレミアムSUV用に専用設計された「ALENZA」(アレンザ)といったプレミアム・ブランドとともにブリヂストン・タイヤ・ラインアップの一翼を担う新ブランドである。

自動車生活を支えるタイヤ

ニューノーマルという謳い文句が示すとおり、ニューノはブリヂストン・タイヤの基本形と言っていいタイヤだ。ワンランク上の基本性能とロングライフを兼ね備えることで、より安心かつ安全な自動車生活を支えつつ、環境負荷低減の実現を目指している。



上級タイヤと同じ技術を採用

とはいうものの、使っている技術はプレミアム・ブランドの商品に勝るとも劣らない。それもそのはずで、要素技術の多くはそれらに搭載されているものと同じだからだ。

では具体的に、どのようにして、タイヤの基本性能、つまり優れた低燃費性能と高いウェットグリップ性能、さらに長いロングライフ性能という、あちらを立てれればこちらが立たずといった相反する性能をバランス良く高めていったのか。



主軸はゴムとトレッド

主軸となるのは、ゴム温度が上がるドライ路面はもちろんのこと温度が低くなるウェット路面でも柔軟性を維持することで高いグリップ性能をもたらす「シリカ高配合ゴム」の採用と、ブリヂストン独自のシミュレートと計測技術である「ULTIMAT EYE」(アルティメット アイ)によりタイヤの接地面を可視化することで理想的な接地形状と接地圧を持ったトレッド・パターンとブロック形状の実現だ。さらに、「ナノプロ・テック」「L.L.カーボン」「剛性コントロールシート」といった技術を用いることで、これまでのベーシック・タイヤである「NEXTRY」(ネクストリー)に対してウェットブレーキ性能を8%短縮、また摩耗寿命を14%、耐偏摩耗性能を6%それぞれ向上させることに成功している。

もちろん、軽自動車をはじめ、セダンやコンパクト・ミニバンにマッチする65サイズという豊富なラインアップを用意することで幅広いニーズにしっかりと応えている。

新たに誕生したニューノはブリヂストン・タイヤの新しい基準になっているのか。その答えをご自分の愛車で体感してみてはいかがだろうか。



文=新井一樹(ENGINE編集部)

(ENGINE 2023年7月号)

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