2023.07.19

CARS

ブリヂストンがeモータースポーツのレッスンを新たに開講! 東京・南麻布で気軽にサーキット・ドライブを楽しめる

7月8日から、ブリヂストンがドライビング・シミュレーターを使ったeモータースポーツのレッスンを始める。手頃な料金と受講者のレベルに合わせたクラス分けで、着実なスキル向上が見込めるプログラムだ。

モータースポーツの入り口を広げる

一度経験すればその楽しさが病みつきになるサーキット走行も、その一歩を踏み入れるのはハードルが高い。もちろん、ドライビング・スキルの面でもそうだし、クルマとドライバーの装備を一通り揃え、サーキットのライセンスを取得したり走行会に申し込んだりして、遠方へクルマを走らせて行くのは、初めてだとかなりの不安も伴うだろう。そんなドライバーの第一歩を手助けするのが、ブリヂストンが新たに始めるプログラム「Bridgestone eMotorsport Institute」だ。



このプログラムは、ドライビング・シミュレーターを用いてプロのレーシング・ドライバーから指導を受けられるもので、自分のクルマがなくても、運転免許すら持っていなくても体験できる。プロを目指す方はもちろん、女性や子ども、シニア世代も対象にしているという。場所はアクセス良好な東京・南麻布のブリヂストングローバル研修センター内の一室で、7月8日以降、隔週の土日に開かれる。レッスンは1回あたり70分。1回のレッスンには同時に4人まで参加でき、一日最大6回開講される。シミュレーターには世界の様々なサーキットと車種が収録されているが、実際にレッスンで使うコースとクルマは限定しており、受講者のレベルに応じて広げていくそうだ。



私が参加した体験会では、イタリアのヴァレルンガ・サーキットをトヨタ86で計30分ほど走行した。このコースは実際のレッスンでも使う予定のもので、単純で覚えやすいのが特徴だ。実際に、私も初めて走るコースにもかかわらず、1周目には1分14秒0だった周回タイムは、すぐに1分2秒8まで縮めることができた。走行中は、常に横にインストラクターが付き、ブレーキングのタイミングや強さ、コース取りの考え方について教えてくれた。

このプログラムでは、参加者のスキルレベルを10段階で評価し、さらに、ハンドルの切り方やブレーキの踏み方など、全13項目の評価を記録するカルテが作成される。これにより、個人のレベルに合わせてレッスンの内容を最適化でき、講師が代わっても適切な指導ができるようになっているそうだ。さらには、リアルのサーキットを使った走行イベントへの参加機会も用意されているのだとか。こうして、モータースポーツの裾野を広げ、多くの人にその魅力を届けていきたいとしている。

文=村山雄哉(ENGINE編集部) 写真=編集部(メイン)/ブリヂストン

(ENGINE2023年8月号)

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