2023.06.30

CARS

スタイリングが半端ない プジョーから超クールな新型SUVクーペ、408がデビュー

プジョーのまったく新しいCセグメント・サイズのSUV、「408」の販売を7月1日に開始する。ファストバック・スタイルを持つSUVクーペで、これまでのプジョーのラインナップにはなかった新ジャンル・カーだ。

SUVとしては低い車高

ボディ・サイズは全長×全幅×全高=4700×1850×1500mm、ホイールベースは2790mm。兄貴分のプジョー508や同じようなコンセプトを持つ同系列のシトロエンC5Xよりひと回り小さい。1500mmというSUVとしては低めの車高も特徴のひとつだ。最低地上高はSUVらしく若干高めの170mmとなっている。



彫りの深いプレス・ライン

スタイリングはテール・ゲートを備えた5ドアで、なだらかに傾斜したルーフラインがシームレスにテールエンドまで続く。フロントまわりは縦長のデイタイム・ライトや新意匠のエンブレムなど最新のデザイン言語をすべて採り入れている。上級のGTグレードでは、ボディ同色要素をあしらったグリルとマトリックスLEDヘッドライトを採用する。

ボディ・サイドは特徴的な彫りの深いプレス・ラインを採用。これにより光の反射で色彩の変化が生まれる。この複雑な造形は空力性能にも配慮したものだという。ホイール・ハウスにはSUV的なクラッディングが装着され、収まるタイヤは全車205/55R19だ。



iコックピットがさらに進化

リアは最新のプジョーに見られる爪痕のような3本戦が入ったテールライトを備える。テールエンドはダックテール風で、バンパー下部はブラックで引き締められている。ルーフエンドには「キャットイヤー」と銘打たれたスポイラーが装着される。

インテリアはブラック基調で、ほかのプジョー車同様、小径ステアリング・ホイールを用いるiコックピットを採用している。運転席まわりは10インチのタッチ式センター画面を統合したレイアウトで、GTにはセンター画面下に「iトグル」と呼ばれるデジタル・ショートカット・スイッチが設置される。536〜1611リッターの荷室容量はプジョー308SWとほぼ同等だ。



ガソリンとPHEVの2機種

プラットフォームは308や508などと同じ「EMP2」で前輪駆動のみの設定。パワートレインはガソリンとプラグイン・ハイブリッド(PHEV)の2種類を用意する。ガソリンは1.2リッター直3ガソリン・ターボで130ps/230Nmを発生。PHEVは132ps/250Nmの1.6リッター直4ガソリン・ターボに110ps/320Nmのモーターを組み合わせ、66kmのEV走行が可能だ。

グレードはガソリン車にベーシックな「アリュール」と上位のGTを、PHEVにGTを設定する。ボディ・カラーはオブセッション・ブルー、パール・ホワイト、エリクサー・レッド、ペルラ・ネラ・ブラックの4色を用意する。



初回限定の特別仕様車を設定

またGTハイブリッドに、日本導入を記念した特別仕様車の「ファースト・エディション」を80台限定で用意。外装色はオブセッション・ブルーで、ブラックのナッパレザー・シートとパノラミック・サンルーフ、フォーカル製のHiFiオーディオが特別装着される。

価格は429万〜629万円、GTハイブリッドファーストエディションは669万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement