2024.04.24

CARS

これがヒョンデ・コナ・ラウンジ2トーンに乗った自動車評論家のホンネ! スタイリングは2代目もなかなかランボルギーニ的にアグレッシヴ!!

ヒョンデ・コナ・ラウンジ2トーン

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2代目の現行モデルより日本市場へ投入されたヒョンデのクロスオーバSUV、コナに乗った武田公実さん、吉田由美さんの本音やいかに? 今年もやりました「エンジン・ガイシャ大試乗会」。2024年、大磯大駐車場に集めた注目の輸入車36台にモータージャーナリスト36人が試乗!

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「気持ちがアガる外観」武田公実

初代コナは、かつてランボルギーニのチーフ・スタイリストだったルカ・ドンカーヴォルケ氏(現ヒョンデ・グループCCO)の作品として知られるが、こちらの2代目コナも、なかなかランボルギーニ的にアグレッシヴなスタイリングと映る。さらに“ロボコップ”のごときマスクなど、ちょっとヒロイックなカッコ良さには、否応なくテンションが上がってしまう。



一方インテリアは、同じヒョンデから先に日本導入されていたアイオニック5のようなデザイン・コンシャス感はなく、このクラスの小型クロスオーバーとしては至極真っ当な造形とフィニッシュ。

また、西湘バイパスとターンパイク箱根(一部のみ)で体感したパフォーマンスも、このクラスのBEVとしては至極真っ当。必要にして充分なチカラを委ねてくれる。


あくまで個人的な嗜好ながら、500psを超えるような大出力EVがどうにも好きになれない筆者としては、今回乗り比べられたBYDドルフィンと同じく、ちょうど良い元気さという好印象が得られた。でも、本国には設定のあるICE版も試してみたい気も……。

韓国や欧州市場では純内燃エンジン車やハイブリッドも設定があるが、日本市場のコナはBEVのみをラインナップ。電池容量は48.6kWhと64.8kWhの2種類で、試乗車のラウンジ2トーンは後者。一充電走行距離はWLTCモードで541kmとなる。AR機能付きのナビや後席のシートヒーターなどもこのラウンジ2トーンでは標準装備となる。



「味付けは日本人好み」吉田由美

2022年、日本再デビューを果たしたヒョンデは、日本市場にはすべてZEV車(ゼロ・エミッション・ビークル)を導入。

コナはBEVとして2台目となるコンパクトSUV。本国ではエンジン車とハイブリッド車もある人気のクロスオーバーSUVで、2023年、韓国で2番目に販売台数が多かったそう。

トンがっていたデザインのアイオニック5に比べるとおとなしく感じますが、いえいえコナも個性的! 
むしろコナの方が洗練されているように感じますが、ウインカーと連動してメーター・ディスプレイ内に表示されるなど、アイオニック5を彷彿とさせる部分もチラホラ。



ちなみに試乗車は航続距離が541kmの“ラウンジ”でバッテリー容量は64.8
kWh。こちらの価格は489万5000円ですが、399万3000円~という価格も魅力的。

サイズ感もよいし、直観的に操作できるのは好印象。さらにパドルで回生ブレーキの強さを変えられ、ワンペダルも可能。またドライブ・モードの制御は日本仕様にセッティングされ、アクセレレーターの踏み始めは穏やかでその後グッと加速という日本人好みの味付けに感動です。

◆大磯大駐車場に集めた注目の輸入車36台にモータージャーナリスト36人が乗った「エンジン・ガイシャ大試乗会 2024」の記事一覧はこちら!

    ヒョンデのクロスオーバSUV、コナは2代目の現行モデルより日本市場へ投入された。先行したミニバンのスターリアやソナタと共通のLEDを横一文字に配したフロント・マスクが目を惹く。試乗車のラウンジ2トーンは最高出力150kW、最大トルク255Nmを発揮するフロントのモーターで前輪を駆動する。全長×全幅×全高=4355×1825×1590mm。ホイールベース=2660mm。車両重量=1770kg。車両本体価格=489万5000円。


写真=郡 大二郎(メイン)/茂呂幸正(サブ)

(ENGINE2024年4月号)

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