東京を拠点とするバッグ・革小物ブランドのエティアムから、高品質な姫路産レザーを贅沢に使用した新作トートバッグが登場。大容量ながらコンパクトなサイズ感になっており、幅広いシーンで活躍してくれそうだ。
生活のさまざまな場面で使いまわせるバッグとなると、やはり思い浮かぶのはトートバッグ。本来はカジュアルなバッグなのだが、上質なレザー素材ならビジネスシーンにも十分対応できる。
エティアムの新作トートバッグ『Afford(アフォード)』も、そんなユーティリティ性が最大の持ち味だ。
▲ サイドベルトトート『Afford』7万5900円(税込)。
13インチのノートPCが横向きに入る容量がありながら、ちょうど膝の上に乗るくらいのコンパクトさ。クルマの助手席からもはみ出すことなく、日常生活での取り回しやすさは抜群だ。
素材はエティアムが得意とする姫路産シュリンクレザー。この上質な革をたっぷりと使い、前面とマチが一体となった柔らかいフォルムに仕上げた。
この曲線的な作りは『Afford』の大きな特徴で、トップやポケット部も緩やかなカーブを描いている。これが適度なリラックス感と上品さを生み、幅広いシーンや着こなしにマッチするユーティリティ性に繋がっているというわけだ。
▲ トップジップはYKK製の最高品質のものを使用。磨きをかけることで、上品な光沢を引き出した。
大容量でも、中身が飛び出す心配がないトップジップ付き。上面のファスナーがトップから一段下がった位置にあり、外からは見えづらい構造となっている。
▲ サイドの肉厚なレザーベルトが高級感たっぷり。トップを開けると自然にマグネットが外れる仕組みになっており、使っていて煩わしく感じることは一切ない。
さらにサイドにベルトを設けることで、全体に凛としたスマートさを加えている。また、2つのハンドルの間隔を狭くして緊張感をもたせたりと、バッグを手にした立ち姿がエレガントに見える配慮もされている。
このあたりの絶妙なバランス感こそが、エティアムの真骨頂といえるだろう。
平日はスーツに合わせてキリッと、休日はドライブの相棒として肩の力を抜いて……。そんな姿が目に浮かぶバッグだ。
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ここからは、新作『Afford(アフォード)』に隠された、こだわりのディテールをチェック!
背面にあるスリットポケット。見えにくい内側上部にまでレザーを施した、こだわりの作り。ポケット口は直線ではなく緩やかなカーブを描き、柔らかい印象に仕上げた。
革が傷みにくく、置いたときに安定感がある5点底鋲の作り。底面にシワがよらないように、縫製の手順も緻密に計算されている。一枚革ボディの美しさも見事だ。
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幅広いシーンで使える!
シュリンク サイドベルトトート『Afford(アフォード)』
丈夫さと立体的なシボを兼ね備えた姫路産シュリンクレザーを使い、やや縦型の取り回しやすいフォルムに仕上げた新作トートバッグ。13cmのマチがありながらも、上部のサイドベルトによりスマートな印象に仕上げている。
カラーはブラック、ブリティッシュ・グリーン、ターコイズ・ブルーの全3色をラインナップ。サイズはW39×H30×D13cm、ハンドルの長さは約55cm。各7万5900円(税込)。
問い合わせ=エティアム蔵前 Tel. 03-3864-2655
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文=野中邦彦 写真=植野 淳
スタイリング=土田拓郎
グルーミング=勝間亮平 モデル=NIK
(ENGINE 09・10月合併号 記事に加筆・再構成)
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