2024.08.07

CARS

教習車は911カレラ、S、GTSの3モデル 料金は8万円から! PEC東京の新プログラム、“G-Force”を体験した!!

ドリフト・サークルで赤いグローブをしてトレーニング中のムラカミ。

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ポルシェ・エクスペリエンス・センター東京に加わった、ドリフトやターンを学ぶ上級コースを体験してきた。エンジン編集長のムラカミがリポートする。

その名も「Gフォース」


ポルシェ好きの新たな聖地、PEC東京に新プログラムが加わった。その名も「Gフォース」。文字通り、重力加速度がかかって不安定な状態になったクルマをいかにして操るかを学ぶ90分のトレーニングで、私もさっそく体験してきた。

360度ターンの練習。レーン右側から来て、いま左にスピンし始めており、このまま滑りながら回り続けて、360度回ったら直進方向に進んでいく。

プロのコーチが助手席に同乗した911カレラSでスタート。まずはハンドリング・トラックで肩慣らしして、すぐにドリフト・サークルへ。すでに何度か体験しているが、このプログラムではパイロンで作られたゲートをドリフトしながら通過しなければならず、上級の腕が試される。でも、大丈夫。コツを覚えれば徐々にできてくる。

続いてキックプレートのゾーンで360度ターンを体験。強制的にスピンさせられたままくるりと1周して、また進行方向に進む。最初にカウンターを当てないのがコツで、それさえ掴めば意外にスピンはゆっくりでコントロールできる。

さらに低ミュー路へのレーンチェンジで姿勢を立て直す練習をした後、ドライのダイナミック・エリアへ。ここで体験した180度ターンが、この日一番のビックリ体験だった。これまでハンド・ブレーキを使った180度ターンはやったことがあるが、現行911は電磁式だからフットブレーキを使う。後ろ向きに走り、時速50kmほどでハンドルを切ってフルブレーキング。そのままスピンして180度回ったところで止め、ギアをDに入れて発進。まるで「あぶない刑事」気分。体験価値、大アリのプログラムだ。


文=村上 政(ENGINE編集長) 写真=ポルシェ・ジャパン

(ENGINE2024年9・10月号)

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