2024.11.02

CARS

ロッキー&ライズ、WR-Vとガチンコ勝負 スズキの新しいSUVクーペ、フロンクスが販売開始

スズキから新しいBセグメント・サイズのSUVクーペ、「フロンクス」が発売された。

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堂々たる顔つき

外観は、大きく回り込むフェンダー形状と二段式ヘッドライトが目を惹く堂々たる顔つきが印象的。サイド・ビューは、フロントからつながる大きなフロント・フェンダーアーチとリア・フェンダーまわりが力強さを強調。テールゲートを大きく寝かせ、横一文字のリヤコンビランプを採用することで、ワイド感と先進性を醸し出している。



全長は4m以下

ボディ・サイズは全長3995×全幅1765×全高1550mm。全長は「ダイハツ・ロッキー」、「トヨタ・ライズ」兄弟と同値。ただし、世界戦略車ということもあってか、全幅は日本の5ナンバー枠を超えている。一方で全高を1550mmとしたことで、高さ制限1550mmの機械式立体駐車場にも対応する。

コンパクトなボディとともに、最小回転半径を4.8mに抑えることで、取り回しにも配慮(ダイハツ・ロッキーは4.9〜5.0m)。日本の道路や駐車場でも扱い易いはずだ。



ボルドーでコーディネート

内装は、ブラックとボルドーのカラー・コーディネイトが特徴で、スポーティで高い質感を備え、SUVらしい力強さも演出。インパネの中央部には、硬質で磨き上げられた金属フレームを表現した高輝度シルバー塗装が施されている。さらに、エアコンの吹き出し口やドア・ハンドルのガーニッシュにはパールブラック塗装が施され、スタイリッシュなムードが漂っている。

装備では、スマートフォン連携メモリー・ナビゲーションやワイヤレス充電器、電動パーキング・ブレーキ、ブレーキ・ホールド、前席両側のシート・ヒーターなどが用意されている。朗報なのがチルト&テレスコピックステアリングの採用で、幅広い体型に合わせてより最適な運転姿勢が取れるようになっている。

荷室容量は290リッター。ダイハツ・ロッキーの369リッターには及ばないものの、ラゲッジボードを使うことで多彩なアレンジが可能になっている。



日本のために4WDを新設

搭載されるパワートレインは、1.5リッター直4の「K15C」型エンジンに、ベルト駆動モーターによるマイルド・ハイブリッド機構と6段ATの組み合わせる。

駆動方式は2WDのほかに、日本仕様専用となる4WD車を設定。4WD車には、路面状況に合わせて使い分けるができる「スノーモード」、「グリップコントロール」、「ヒルディセントコントロール」の3つの機能が追加された。



先進安全装備もてんこ盛り

先進安全装備も充実。ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせにより、車両や歩行者、自転車、オートバイを検知する。交差点での検知にも対応する衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を標準化。さらに、全車速追従機能・停止保持機能付きアダプティブ・クルーズコントロール(ACC)や車線維持支援機能も標準装備され、高速道路を使った長距離移動もより快適にできるようになっている。

カラー・ヘッドアップ・ディスプレイやブラインドスポット・モニター、低速時ブレーキ・サポート(前進・後退)など、最新の予防安全技術を標準装備し、安心・安全なドライブをサポートしてくれる。

設定されるボディ・カラーは、2トーンのブラック・ルーフ仕様車が「スプレンディッドシルバーパール・メタリック」、「アースンブラウンパール・メタリック」、「オピュレントレッドパール・メタリック」、「ルーセントオレンジパール・メタリック」、「アークティックホワイト・パール」の5色、モノトーンは、「スプレンディッドシルバー・パールメタリック」、「アークティックホワイト・パール」、「セレスティアルブルー・パールメタリック」、「ブルーイッシュ・ブラックパール4」の4色展開となっている。

価格は、2WDが254万1000円、4WDが273万9000円。生産はインドで行われる。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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