2025.01.21

CARS

600万超えのミニオンズは、コンスタンチン・チャイキンの限定時計  着こなしが変わる、魔法のツールだ!

いつもよりオシャレをして、大切な人と素敵な場所に出かける──。そんなときに選びたいのが、ハレの日に相応しいとっておきの腕時計だ。シックで品のいい3針や貴石をちりばめた煌びやかなモデル、さらにはスポーティなクロノグラフから遊び心あふれる個性派まで、身に着けるだけで“ドレッシーな気分”が高まる、15ブランドのタイムピースをセレクト。

タキシードには2針の漆黒文字盤+サテンストラップが定石? いえいえ、常識は打ち破るもの。コンスタンチン・チャイキンの超個性派ウォッチで、さあ、Dress you up!

ENGINE時計委員の2025年のイチオシはこれ!
コンスタンチン・チャイキン
ミニオンズ

ロシアのサンクトペテルブルク出身で、国際的な独立時計師グループアカデミー(AHCI)のメンバーとして活躍するコンスタンチン・チャイキンが作る独創的な複雑時計が2024年に日本上陸。人の顔を模したダイアルに並ぶ目玉のようなサークルで時と分、6時位置の口でムーンフェイズを表示するという前代未聞の時計は、遊び心あふれるデザインが注目の的。「ミニオンズ」は、その名のように人気アニメーション映画に登場するキャラクターをモチーフにしたユーモラスなデザイン。刻々と変化する時計の表情が実に面白い。自動巻き。チタン、ケース直径42mm、3気圧防水。99本限定。638万円。なお、過日クリスティーズで4万7880スイスフランの価格がついたという。

パッションはファッションを凌駕する 
数藤 健

かつて、好事家のパッションによる「あらゆる服装にダイバーズ、ビジネススーツにG-SHOCK」といった“ハズし”のファッションが流行った。そしてすっかり定着した。ジュネーブ・ウォッチ・グランプリで『オーダシティ(大胆さ)部門賞』を受賞した、奇想天外・奇天烈と表現してもいいコンスタンチン・チャイキンの時計をブラックタイに合わせたら……と挑戦してみたのがこの写真。唯一無二の個性を持つ腕時計は、どんな服装にもマッチし独特の世界観を創り上げる(着ける側の人間力も試されるが)。同ブランドには「ジョーカー」「ニンジャ(忍者)」といったモデルもある。気になる向きは日新堂 銀座本店の専用フロアを訪れてみてほしい。百聞は一見に如かず!

腕時計で遊びたい 
細田雄人

気持ちが高揚したハレの日、せっかくならめかしこんで出かけたい。普段はあまり着ないジャケットを着て、珍しく髪もセットしよう。靴も内羽根のストレートチップがいい。しかし、仕上がったパリッとした格好は、なんだか“らしくない”感じがして、ちょっと気恥ずかしい。いわゆる外しを入れて、自分自身を茶化したくなることだろう。でも、ファッションで外せるほどお洒落な人間でもない。だからこそ、腕時計で遊びたいのだ。その点「ミニオンズ」は可愛くて、目立つし、何より笑えるからいい。着込んだことで張ってしまった緊張感が自然とほぐれ、周りを笑顔にしてくれること間違いなし。強面・寡黙な男、チャイキンがこの時計を作っている事実もほっこりさせてくれる。

問い合わせ=ANDROS Tel.03-6450-7068

写真=奥山栄一 スタイリング=梶本美代子

(ENGINE2025年1月号)

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